性格を知ってから飼うには保護猫がぴったり
ムギを迎えられた畑さん
取材・文 スタジオダンク

まずは、ムギちゃんを迎えられたきっかけについて教えてください。
畑さん 我が家には元々、「さつき」という先住猫がいました。5年間飼っていたのですが、とても寂しがりやな子で。私が娘を産むタイミングで、さつきに割ける時間が少なくなると寂しい思いをさせてしまうかも、と思い2匹目を迎えることにしました。
私の姉が保護猫を飼っていて、自分もおうちのない猫ちゃんを受け入れられたらと思っていましたし、さつきに合う子を探すには、すでに性格がわかるほど成長していて、トライアル期間もある保護猫がぴったりだと思ってペットのおうちで探しました。すると、当時10ヶ月で募集されていたムギを見つけ、募集の説明文を読んでこの子ならさつきと合うかもと思い、トライアルに申し込みました。

お迎え前のムギ
迎え入れる前に不安だったこと、実際に迎えてみて大変だったことはありますか。
畑さん やはりさつきと性格が合うかどうかが心配でした。さつきは結構神経質なところがあるのですが、実際迎え入れてみるとムギは天真爛漫で活発な性格なので、3日ほどでさつきを遊びに誘うようになり、1週間後にはさつきもムギを受け入れて鬼ごっこをするようになって嬉しい誤算でした。保護団体の方と相談して、念の為2匹の相性をしっかりと確認するためにもトライアル期間を3週間に伸ばし、そのまま里親となりました。
迎えてみて大変なことは特にありませんが、さつきとムギと娘、3者からの「構って」が私一人に集中すると心が折れそうな時はあります(笑)。

さつきとムギの初対面
みんなを明るくする存在
迎え入れから現在まで、2年の間に関係性の変化などはありましたか。
畑さん ムギの犬のような活発さにいつも笑わせてもらっているので、家族の雰囲気がさらに明るくなったと思います。
さつきも神経質さが少し穏やかになったかもしれません。例えば前は、長時間のお留守番があるとストレスで吐いてしまっていたのですが、ムギが来てからはお留守番の時に2匹で遊ぶことができるおかげか、マシになりました。
それから一番大きな変化はやはり私に子どもが生まれて、生活環境がガラッと変わったことです。最初は初めて見る赤ちゃんに戸惑っていたムギも、今では妹として可愛がってくれているようです。娘が泣いていると私に知らせに来てくれたり、娘とくっついて一緒に寝たりしていて、忙しい子育ての合間にとても癒されています。

娘さんとムギ
最後に、里親としてペットを迎えたいと思っている方に向けてメッセージをお願いします。
畑さん 人と同じように、猫や犬はみんな性格が違いますので、迎え入れるのならばどんな性格の子がいいのか、あらかじめ家族で話し合っておいたり、保護団体の方に相談しておいたりするとスムーズかもしれません。ムギの保護団体の方たちは1匹1匹と向き合って保護してくださっていたので、とてもリアルな話が聞けて、迎え入れた後の想定がしやすかったです。
その上で、我が家のように先住猫の後に保護猫を迎えられる場合は、2匹の関係性が育っていく様子を見れることが大きな醍醐味になるかと思います。
取材・文 スタジオダンク