保護犬を迎えることの「特権」を教えてくれた月紬
大変だからこそ、涙が出るほど嬉しいとき
先代犬が亡くなり、特にお父さんのペットロスがひどかったというIさんご一家。
そんなお父さんのためにも、新しい出会いを求めてシーズーの保護犬を調べていたとき、先代犬にそっくりな子が目に飛び込んできて……。
レポート ペットのおうち®︎ 編集部
決め手は「とにかくかわいかった」こと!

それがIさんと「月紬(つむぎ)」の出会いでした。運命を感じたというIさんは、早速保護団体に連絡。トライアルを経て、家族になることを決めました。
決め手はおとなしい性格と同居犬との相性も悪くなかったこと、そしてなにより「とにかくかわいかった」こと。
目が悪いこともあり、その治療をしながらのんびり長生きしてもらおう......。
そんな思いでスタートした月紬との暮らしでしたが、実際にはひと筋縄ではいきませんでした。
少しずつ、少しずつ、家族になっていった日々

家に来た当初はIさんとお母さん、妹さん以外の人にはなつかず、特に男性が苦手だったという月紬。一番お迎えを心待ちにしていたはずのお父さんも怖がられてしまう事態に...。
また、雷や車など、さまざまな音にもおびえ、お散歩もできない状態だったと言います。
そこで、少しずつ慣れてもらえるように、毎日のご飯やトイレのお世話などはお父さんが担当することに。苦手な音も、TVをつけたりたくさん話しかけたりしながら、徐々に慣らしていきました。
その甲斐もあって、今ではすっかりお父さんと仲良しになり、腕枕で寝たり、お仕事から帰ってきたお父さんを大喜びでお迎えしたりするまでに!
お散歩も抱っこからスタートし、少しずつ距離を伸ばして練習したことで、お買い物やカフェに一緒に行けるほど大好きになったそうです。
保護犬を迎えた人だけが味わえる「特権」

保護前の繁殖犬時代に怒られた経験があったのか、お迎え当初は怒られないよう人に気を遣って暮らしていたという月紬。その姿がいじらしくて、Iさんは「もうそんなに頑張らないで、毎日楽しく過ごしていいんだよ」と思ったのだそう。
その言葉通り、幸せな日々を手に入れた今、保護犬を迎えることについてIさんは次のように語ってくれました。
「子犬をお迎えするよりも保護犬を迎えることは大変ですし、覚悟が必要だと思います。それでも、少しずつ色々なことができるようになること、美味しいものを知っていくこと、楽しいことを知っていくこと、幸せそうなお顔を見れることは涙が出るくらい嬉しく、保護犬をお迎えした人だけが味わえる特権だと思います」
犬をお迎えする際、保護犬が選択肢の一つとなれば。心からそう願っているIさんなのでした。
レポート ペットのおうち®︎ 編集部