被災地珠洲市からやってきた寅次郎
寅次郎は2月初旬に被災地珠洲市で保護されました。被災地よりRinne Houseに保護継承され、関東へやってきた寅次郎ですが、猫エイズ、猫白血病のダブルキャリアです。ダブルキャリアの寅次郎に素敵な家族が見つかるまで支援いたします。
被災地より保護継承されやってきた
2月初旬に、被災地で活動している団体のもとに、避難所の近くにたくさんの猫が取り残されてしまっていると保護依頼がありました。寅次郎はそこで保護されたうちの1頭です。
被災地では寅次郎以外にも保護が必要な猫が取り残されていましたが、現地の保護団体のケージは常に満員状態。保護を必要とする猫たちを1頭でも多く保護するために、石川県内のシェルターのケージを空ける必要がありました。そこで、保護継承のお申し出をしてくださった、Rinne Houseに保護が継承され、関東へやってきました。
穏やかな男の子
寅次郎は初めましての人には、少し緊張してしまいますが、甘えん坊ですぐに慣れてくれるそうです。大人しく優しい性格で、他の猫とも仲良くできる穏やかな男の子です。保護継承後、抱っこもできるようになり、爪切りやお留守番もお利口さんにできます。
ダブルキャリアの寅次郎にもあたたかな手を
穏やかで優しい寅次郎ですが、ウイルス検査の結果、猫エイズ、猫白血病のダブルキャリアでした。発症はしておらずとても元気に過ごしています。保護主さんは、日当たりがよく、清潔で明るいお部屋を用意し、空調の管理には気をつけているそうです。
一般的に里親が見つかりづらいと言われているダブルキャリアの寅次郎ですが、過酷な被災地での生活を乗り越えた彼にも、あたたかいお家が見つかるよう支援いたします。
健康上の理由、経済的な理由、災害などにより、止むを得ずペットを飼育できなくなるという事態は、誰にでも起こり得ます。その時、ペットが高齢であったり持病を持っていたら、里親はなかなか見つからず、飼い主もペットも途方に暮れることになるでしょう。
ですから、難しい状況のペットでも温かく引き受けてくださる保護団体を「みんなで支えること」。また、不遇のペットを愛情を持って迎え入れてくださるご家庭が増えるように「みんなで里親文化を育くむこと」。ペットを犠牲にすることのない、持続可能なペット文化を実現するには、これらの取り組みが欠かせません。
私たちの目標は、保護をしてくださっているRinne Houseの負担を軽減し、寅次郎が必要とするケアを続けながら、寅次郎に新しい家族を見つけることです。皆さまのサポートに心より感謝申し上げます。
チャレンジ運営事務局