- 登場ペット:
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---下記⑬⑭⑮追記 2019.11.18
昨日「ペットの防災を考える会」にて、前回被災のあった世田谷に居住されている方のお話。
避難所の様子を見に行ったところ、ペット同行を拒否され引き返していかれる方が多かったそうです。その中には浸水した地域に平屋住まいの方もいたので、ニュースにはなっていませんが、家にペットを置いてきた場合には恐らく・・・・とのことでした。
その様子を見ていた方は、行政の人に入れてもらえないか頼み続けましたが、「行政ではOKとは言えません」ということでした。その「行政では・・」という言葉にひっかかり色々話を聞いてみると、その場の権限は自治会にあるということがわかったそうです。そこで、自治会長を見つけ出し、体育館の道具置き場になっているスペースを確保できたのだとか。スペースを確保したらしたで、「うちの猫ちゃんは犬を怖がる」とか「うちの犬は」、、と自分の子可愛さのためにちょっとした険悪な雰囲気も生じたそうで。そこで、跳び箱やらで仕切りを作ってやり過ごしたそうです。また、受付では「我が家は〇〇に住んでいるんだけど、〇階なんだけど大丈夫ですかね?」という質問をする人が殺到したそうです。自分で事前に調べればわかるであろう(行政の人だってわかるわけがない)ことで、行政の手間をかけてしまう人が多かったそうです。なので、ペットが どうこう という話は後回しになりますよね。
私が既に行ったこと(①②⑥⑪⑬⑭⑮)、これから検討していくこと↓
①自分の避難所に動物を同行できるか「行政」と「自治会」に問い合わせをする。また、不可能である場合には行きつけの獣医師にも現状を伝えてください。災害時検討委員会に入っている場合があります。これは以前も私が呼び掛けたことですが、昨日参加いただいた ペット災害危機管理士の方もおっしゃっていました。問い合わせが無いということは、そんなにペットのことで困っている人がいないと行政に認識されてしまうから、ということです。
②人間・動物の救命講座を受ける
③行きつけの動物病院にありがちな「同行避難呼びかけポスター」の横に「あなたの避難所は本当にペット同行できますか?」的なポスターを張ってもらう(①の内容を盛り込む)内容には、フードやゲージは必ず準備しておくこと、「動物を飼っている自分は守られるべきだ」という横柄な態度をとることによって、社会から同行を拒否される結果を招かないこと、等書こうかな。。
④マンション住まいの我が家に言える話。ペットを飼っている住人に向け、対策は大丈夫か?的 張り紙をしていいか管理会社確認する(自分でつくること)。ペットオーナーであることを表明してくれる住民には、それぞれ「いざという時に助け合えるように」コミュニティーツールをつくる。(ライングループ)外出時に、何かあった場合は心強いですよね。ちなみに我が家は「家に猫がいます。災害時は救助お願いします」ステッカーをドアに貼っています。
⑤前回、私の住む横浜は前回の台風で「浸水の恐れ」があり、朝から避難所へ逃げるように車が回っていました。逃げないで、何かあった場合に「なんで早く避難しないんだ、自己責任だ」と言われるのが嫌だったので、避難しようとしました。ところが、朝の時点で最寄りの避難所は満杯でした。そして、我が家は避難しなくて良かったと今は思います。マンションなので「垂直避難」すれば良いことなので。食べ物もあるし、避難所より良い生活ができる。更に、近所に住む平屋住宅の住民へ「避難所を譲ること」、そういう発想が首都圏では大切だと気が付くきっかけになりました。
⑥避難グッズは、旅行時以外に使わないスーツケースに詰め込んでいる
⑦自分が猫の譲渡を受けた保護団体さんで、「助け合いライングループ」を作る。イメージとして・ヘルプが必要な人が投稿する(地区、被災内容、預かって欲しい動物等)・助けられそうな人は、それに応答する・応答してくれた人から、より希望に近い人とグループ内で直接「友達」になってもらい、各自でやりとりをしてもらう(保護団体の人の手間を取らせないためにも 。友達になれば他のグループの人に個人情報を見られない)・決定したらその旨を投稿する(投稿では必要な情報以外投稿しないこと「頑張ってください」とかは我慢して入れないw!)
こういう助け合いグループが出来ていけば、ペットを迎え入れる際に「保護動物」の方が、いざというときに助けてもらえるかも!という期待感を持ってもらうきっかけになって、保護動物を迎え入れてくれる人が増えるかもしれない。
⑧⑦の助け合いグループを行きつけの動物病院や、動物施設でも呼び掛けてみる。
⑨マンション住まいで自治会に入っていない我が家の場合。。避難所の責任者である「校長先生」にお会いしてみる。前回の災害では、ペットと避難できないことにより逃げ送れた人がいる。もしかしたら、この学校に通っている生徒がそうなってしまうかもしれない。そうならないためにも、協力いただけないか?体育館の荷物置き場でもいい、浸水や火災から逃げてくる人を「一時的に」保護してもらえないか?ご飯やそういったものを準備してもらう必要はないです。「避難生活」のマニュアルをつくるのは面倒ですが、「一時的にスペースをわける」方がハードルが下がると思われます。あとは、生徒数が減り、空いた教室の有効活用としてもお話できるかな?上手くいけば、備品を有志で募り置かせてもらってもいい。あとは、避難訓練の時にこういった話をしてもらうのも良いでしょう。
⑩近くのホームセンターに、ペットを同行した人が一時でいいので駐車場に逃げ込ませて貰えないか相談してみる。可能であれば、それをお知らせするポスターを貼らせて貰い周知する。
⑪防災を考える会に参加する、アイディアを人に伝えていく。
⑫ペット同行避難のメリットをリストアップし、伝えていく。
⑬行きつけの美容院のスタイリストさんに話す 笑(担当の方は動物が大好きなので、興味深く聞いてくれただけではなく、な・なんとお客さんにも同行避難の大切さ、出来ることを伝えて下さるとのこと!)(11.18追記)
⑭Googleマップで、指定避難所以外の避難場所のアテをつけておく(11.18追加)。
⑮職場の動物好きさんに話す。震災後取り残された動物がどうなったか、首都圏で野放しになった動物がどうなるか。→「自分は飼ってないけど、可哀相な動物を見るのは嫌。ペットのいる友達に、対策を考えさせます!」。(11.18追記)
「行政」、「地元の議員」に伝えていくこともとても大切な行為です。しかし、行政の担当者は業務に慣れた頃、転勤をしてしまう、予算やマンパワーが足りない、職員自らも被災してしまうという現状があります。地元の議員で本当にペットのために何とかしたいと思ってくれる方もいますが、議員立法案は、成立しづらい、他の案件が優先してしまい、ペット関連の議題は後回しにされてしまう、といった状況なんだそうです。繰り返して私は言っていますが、特に首都圏では「自助」が大切。これを無くしては助からないと思っています。頭のどこかで「助けてもらう」という気持ちは一度捨てて、自分でできることはやる、それでもどうにもならないことは初めて行政に相談する、こうしていかないと助けられる命が助けられなくなってしまいます。
「スノーボール法」ご存じですか?
アメリカの「カトリーナ」の翌年、議会で「災害時、ペットと一緒に避難を希望する人に、ペットの乗車拒否をしてはならない」という法律が出来た。
https://ameblo.jp/momokohime7/entry-12540404028.html?fbclid=IwAR0YY9G455dBAZ-a-bxdWQBf6AZW9i0C7nWve0yVnHg-M3P-MGIHIpJ2TUQ
日本でも災害時にペットの乗車を拒否されたので、自分も残ると言う住民は多かったそうです。それに対して、その住民だけの乗車を促すために言われることは、「あなたが乗車しないと、出発出来ない。他の住民も犠牲になります」という言葉だったそうです。仕方なく、自分一人で救助された人は、ペットがまだ何処かで生きているのではないかと、何年も探し続けられているそうです。
心の傷を抱えた人がどれだけ多いかと思うと胸が痛みます。特にそんな経験を小さな子供にはさせたくない。
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時間が無くなってしまいまして 笑、良くまとめもせずに つらつらと書いてしまいました。
自分の備忘録として作った要素が大きいんですが 笑
最後までお読みいただきありがとうございます。