• 保護活動
  • 2015年03月05日 | view 2,792
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保護犬ガンピー君

鼻黒くろすけ君(のちにお名前をガンピー君といただきました。)は倉敷の野犬の産み落とした子で、兄弟たちとはぐれたのでしょうか、一頭だけで保健所に保護されました。2014年の夏の終わりでした。収容当初、皮膚病が目立ち、またとても臆病でなかなか檻の中から出てこれませんでした。
やっと首輪とチェーンで係留して頂けるようになっても、人を見ると隙間に逃げ込むようなビビリくん。
保健所に頻繁に通い、おやつをちらつかせながら少しずつ触れるように馴らしをはじめました。
職員さんも時間を見つけては抱っこして撫でて、とにかく人とのふれあいを試みてこられました。
お顔はとても愛らしく、倉敷野犬ブランド(?)の一つ、下津井(しもつい)犬の血を感じさせるシェパード系MIXくん。お鼻の周りが黒いのが特徴です。
愛くるしい男の子でしたが、なかなかよいお話がなく10月の頭が命の期限となりました。
なんとか手からおやつも食べられるようになり震えはあるものの、抱っこもできるようになったこの子を助けたいと、たくさんのお友達が情報を拡散下さり、東京から希望者様の手が上がりました!
御夫婦で保健所までお見えになったその希望者様と初めてお目にかかった時、ためらいが生じました。とても上質な御召し物を品よく着こなしていらして、お優しい微笑みとともに「こんにちは。お世話になります。」と御挨拶くださったその御夫妻でしたが、いくら清掃が行き届いているとはいえ、保健所の地下にある犬部屋に御案内してよいのだろうか・・。
職員さんと御一緒に鼻黒くろすけ君のところへ御案内すると、「まぁ、かわいい!」皮膚病のあとのある野犬の仔犬を跪いて抱き上げてくださいました。「おやつをあげても良いでしょうか?」とバッグから蒸したささみをお出しになり、少しずつわんちゃんに。胸が熱くなりました。
「どのこもこんなにかわいらしいのに、どうして・・」そう言われながら、犬部屋の中を一回りされ、そして「この子をお願いします。」と鼻黒くろすけ君をお迎えくださることにしてくださいました。
そして、その日はお見合いだけの御予定でしたので、お迎えまで我が家にて鼻黒くろすけ君をお預かりしてシャンプーしたり、トイレトレーニングをしたりすることとなりました。
まあ・・驚いたのは、我が家で愛犬Edと一緒にした瞬間、ビビリはどこかへ飛んで行って、いきなり子犬らしさ発揮。Edは男の子(去勢していますけれど?!)ですが、お母さんだと思ったのか、おなかの下に入ってまるでおっぱいを飲むように甘えてみたり、背中に顎を載せて寝てみたり、Edが歩くと横をついて歩き、やることなすことEdのコピーでした。実はEdと鼻黒くろすけ君は出身地が同じ。つまりおそらく同じ野犬の群れの子。血縁です。一緒にいると親子か兄弟のようで本当にほほえましかったです。
やさしい里親様は毎日お電話で様子を聞いてくださいました。頂いた御名前はガンピー君。「おはようございます。ガンちゃん、どうしています?」「こんばんは。ガンちゃん、今日はいかがでした?」
ガンピー君、本当に賢くて、初日からトイレシートを認識でき大も小もシートの上!保健所に頻繁に訪問する私はリビングルームにEdとガンピー君を残して数時間お出かけってことも多々ありましたが、お部屋を汚すこともなく、Edと楽しく過ごしていました。Edも可愛いガンピー君をとても大切にしていました。
その後、御両親揃って岡山までガンピー君の御迎えに来てくださり、大切にガンピー君をお連れくださいました。東京のおうちについて、またビビリにリセットされるかなと思いきや、そのままそのおうちの王子様となり、まるで最初からそこのおうちの息子だったかのように堂々たるふるまいだったそうです。
獣医さんでもシェパードの血が濃いと言われているそうですが、小さかったガンピー君、8カ月で17㌔に成長し、将来は20㌔を超えるだろうかと。
トレーナーさんもつけてくださり、お散歩訓練もすすみ、尻尾振りながら上手にお散歩できるそうです。
「耳が立った凛々しい息子の写真を見てやってくださいませ。」お写真を頂くたびにかっこよい若い男の子に変身していくガンピー君の様子に胸が躍ります。
熱意ある里親様の愛に感謝しています。
また、小さな命を助けるためにたくさん応援下さったお友達の皆様に感謝しています。
ガンピー君、すてきな御両親をどうか幸せにして差し上げて下さいね。
君は、倉敷野犬ブランド、下津井犬の東京在住の親善大使だからね。

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