18歳で緊急入院 複数の持病を抱えるプラム
高齢で複数の持病を抱える18歳のプラム。保護直後は腎臓の数値が計測できないほど悪化しており、緊急入院となりました。現在は投薬治療により安定していますが、今後も継続したケアが欠かせません。プラムの穏やかな時間を守るため、全てを受け入れてくれるあたたかな家族が見つかるまで医療費支援を行います。
保護直後に緊急入院
18歳の女の子・プラムは、マルチーズとトイプードルのミックスです。飼育放棄により保護されました。 保護当初は食欲がなく、1日のうちに何度も激しい下痢を繰り返していました。下痢は長期間続いていたとみられ、お尻から尻尾の先まで炎症を起こし、大きく腫れ上がっていました。

保護後すぐに受診した結果、腎臓病に加え、甲状腺機能低下症、僧帽弁(そうぼうべん)閉鎖不全症が見つかります。さらに、元の飼い主からは、以前よりてんかんの持病があると伝えられていました。 腎臓の数値は計測できないほど高く、一時は入院し、静脈点滴による治療が必要な状態でした。腎臓病は悪化すると体内に毒素が溜まり、命に関わることもありますが、集中的な治療により状態を持ち直し、現在は無事に退院しています。

いくつもの持病を抱えながら
プラムが抱える甲状腺機能低下症は、大幅に体の代謝が落ち、元気や食欲に影響が出る病気です。僧帽弁閉鎖不全症は心臓の血液が逆流してしまう病気ですが、現在は軽度のため、投薬は行わず経過観察を続けています。
また、元の飼い主のもとにいた頃は、てんかんの発作が1日に何度も起きていたといいます。現在は投薬により落ち着いていますが、ストレスが発作の引き金になることもあるため、保護主さんはできるだけ穏やかな環境で過ごせるよう配慮しているそうです。

もう一度前を向いたプラム
保護当初のプラムは、ほとんど動くことができず、寝たきりに近い状態でした。自力でごはんを食べることもできず、強制給餌で命をつないでいました。それが今では食欲も戻り、18歳とは思えないほどよくごはんを食べ、お部屋の中を小走りする姿も見られるようになっています。

飲み込む力が弱っているため、喉につまらせないよう食事は小粒でスープ状にします
はじめは無表情だったプラムも、今ではごはんの前に嬉しそうにソワソワ歩き回ったり、目元や口元を拭こうとすると「やめて!」と頭をぶんぶん振って抵抗したりと、少しずつ自分の気持ちを表現できるようになりました。

穏やかな時間を重ねられるように
プラムは、初めて会う人にも怖がる様子はなく、撫でたり抱っこすることもできる、とても穏やかでおとなしい性格です。 他の動物に対しても強い関心を示すことはありません。目があまり見えないため、短い時間匂いを嗅いで確認しますが、その後は気にせずいつも通り過ごしています。
お散歩も好きで、リードをつけて歩くことができます。足腰の筋力を維持するためにもこまめなお散歩が欠かせません。
高齢で持病も多く、今後も継続した治療が必要なプラムですが、穏やかな時間を1日でも長く重ねていけるよう、ウェルカムチャレンジでは医療費の支援を行ってまいります。
健康上の理由、経済的な理由、災害などにより、止むを得ずペットを飼育できなくなるという事態は、誰にでも起こり得ます。その時、ペットが高齢であったり持病を持っていたら、里親はなかなか見つからず、飼い主もペットも途方に暮れることになるでしょう。
ですから、難しい状況のペットでも温かく引き受けてくださる保護団体を「みんなで支えること」。また、不遇のペットを愛情を持って迎え入れてくださるご家庭が増えるように「みんなで里親文化を育くむこと」。ペットを犠牲にすることのない、持続可能なペット文化を実現するには、これらの取り組みが欠かせません。
私たちの目標は、保護をしてくださっている災害時ペット捜索・救助チームうーにゃんの負担を軽減し、プラムが必要とするケアを続けながら、プラムに新しい家族を見つけることです。皆さまのサポートに心より感謝申し上げます。
チャレンジ運営事務局