• 日常
  • 2020年12月18日 | view 188
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迷い犬(前編)

ぐり29 さん
ぐり29 さん

散歩先でノーリードの柴犬さんに出会った。
周りに人影は無い。

ご機嫌で草むらを探索している彼女には見覚えが有る。
たまにお散歩ですれ違う、小柄なおばあちゃんに連れられた子に似ている。

ぽんずと私に気づいた彼女はニコニコしながら近づいて来た。
温厚で全く威嚇無し。
やっぱりおばあちゃんのおうちの子の気がする、が、私はおばあちゃんのお名前もおうちも知らない。

いつもぽんずに使う伸縮リードを首輪に付けてとにかく保護をと思ったが。
連れて行かれるのを嫌がった彼女が踏ん張った拍子に、ゆるゆるだった首輪が抜けてしまった。

マズい。
焦る私を尻目に、彼女は私達に近づいたり離れたりを繰り返す。
ぽんずはぽんずで知らないわんこが近くにいる事で右往左往。

そのプチパニック状態の中で、外れた首輪の裏側に手書きの名前を発見。
Ⅿちゃん。
しかし肝心の連絡先は既に擦れて判読不可能な状態。

それでも名前が分かった事は収穫だ。
首輪が外れなければ分からなかった事だから、これは逆に良かったんだと思い直したら少し気持ちが落ち着いた。

名前を呼びながらしばらく付かず離れずで歩いて、その間に首輪のサイズを短く調節し直す。
ぽんずと違って人懐っこい子だから、首輪を付けなおすチャンスは必ず来る。

そう信じて名前を呼び続けていたら突然そばに戻って来てくれたので。
かなりキツキツで可哀そうな気もしたが、短くした首輪を装着して無事リードを繋ぎ、第一段階クリア。

ここで通りがかりの方数人に声をかけ、付近で犬を探している人が居なかったかと尋ねてみると。
いつも似た犬を散歩させているおばあちゃんがいらっしゃるが今日は見ていないとの情報が複数。
ちなみにおそらく私が思っているおばあちゃんと同一人物。
もし見かけたら公園の管理事務所に連絡して貰うようにお願いし、私もⅯちゃんとぽんずを連れて管理事務所に向かった。

このまま飼い主さんを探すにしても、あちこちで知らない人に声を掛ける事を思うと臆病なぽんずを連れては絶対にスムーズに進まない。
なんなら怖がったぽんずの方が逸走してしまう可能性も有るので。
一旦事情を話してⅯちゃんを預かって貰い、一度ぽんずを家に連れ帰る事に。

幸い事務所の方が親切に係留場所を貸して下さった。
「以前も同じような事が有って警察に連絡したから、今電話しようか?」とおっしゃって下さったが。

私を含め多くの人が同じおばあちゃんを飼い主さんだと思っていて、名前(苗字のみだが)も分かり、どうやら近所にお住まいなのが確実なようなので。
とりあえず私が捜索して今日中に見つからなければ家に連れ帰り、自分で警察に連絡しようと決めた。
(もしかしたらおばあちゃんに何か有ったのではないか?との不安も有り、出来ればそれも確かめたかった。)

ちなみに。
見知らぬわんこと無理矢理一緒に散歩させられた挙句途中で強制的に切り上げられたぽんずは、家に帰る道中機嫌を損ねて全く歩かなくなったが。
緊急事態で火事場のクソ力を発揮した小走りのバカ親に抱きかかえられ、有無を言わさぬ勢いで家に放り込まれた為、今もご機嫌斜め。

ごめんよ。


後編に続く。

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