- 登場ペット:
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伊豆に夏がやって来た。
伊豆が1番、輝く季節である。
伊豆というと、何を連想するだろう。・・・・・・海、温泉、おいしい海の幸、
海水浴、マリンスポーツなど。
私が伊豆に移住して、約1年経った。豊かな自然と私なりのライフスタイル
を求め、全国各地を探して、やっと今、伊豆に落ち着いた。
伊豆は夏の海のイメージが強いが、こちらに暮らして思ったことは
初秋か晩冬くらいまでの伊豆が、とても心地好いということ。
まず夏の混雑する道路に誰もいなくなり、聞こえてくるのは
野鳥の鳴き声と枯れ葉の落ちる音だけ。その静寂さを破るように
響くのは足音のみ。伊豆は暖かいところなので、紅葉は山の
上の方だけ。圧倒的な緑陰と苔に包まれる。
今年の夏、アンジーを迎えて、花火大会に連れて行こうと思った。
アンジーに花火の美しさをみせたい。
でも、困ったことに、アンジーは音に敏感だ。
引き取りしてしばらくは、私の少しの動作にも、反応して、
身体をびくつかせる。
車の音にも敏感で、遠くから来る車にも反応して、怖がっていた。
花火大会・・・・・・・凄まじい音が炸裂する。遠くから見ていても
アンジーには辛いだろう。
仕方がないので、アンジーにお留守番をしてもらい、花火大会
に行った。伊豆半島では各地で花火大会が開かれるが、有名なのは
熱海と伊東の海上花火大会だろうか。
電車の時刻を確認して、伊東市の花火大会に行った。
1時間ほど、道路の縁石に座って、海上から打ち上げられる
花火を見た。昔からの手法の花火、最新のデジタル技術と音楽
を融合させた色艶やかな花火など、楽しめた。
でも、かたわらにアンジーがいないので少し寂しい。
帰ったら、アンジーに花火大会のことを話そう。
見上げている首も疲れ、潮風も冷たくなった。
アンジーがお留守番をしている。
早く、帰ろう。


