- 登場ペット:
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伊豆に暮らして気がついたこと。やたらと虫が多い。
ちょうど引っ越しした時期が梅雨明けから初夏にかかる頃。
網戸にびっしりと虫がついており、その多さに
びっくりした。
見慣れない虫もおり、昆虫事典を買ってしまった。
なかには、薄グリーンのきれいな虫がいて、「カメムシ」というらしい。
今、伊豆で大発生しているらしい。
アンジーとの共同生活を始めて、二ヶ月あまり。
あいかわらず、適度な距離感を保ったまま、私と接している。
馴れ馴れしい素振りは一切見せなかったアンジーが、私の手を
ペロッと舐めてくれた時は、感動した。
犬の性格にもよると思うが、人間に甘える犬ばかり見てきたので
最初、アンジーの態度は素っ気ないと感じた。
吠えない、騒がない、手がかからない・・・・・・・こういうふうに書くと
「いい犬」でよかったじゃない・・・・と思う。
でも、違うんだ。違うんだ。確かにアンジーはいい子で賢い。
ただ、私とアンジーの間に、こつんとぶつかるものがある。
と感じている。
うまく、言い表せない。
元野犬だから、人間を信頼していないのか。
殴られたり、暴力をふるわれたのか・・・・・・・よくわからない。
保護者はアンジーを「孤高」と表現した。
この表現は、アンジーにピッタリだ。
人間には想像できないような経験をしてきたのかもしれない。
プライドの高い彼女は、そういうことを一切見せない。
そのアンジーのひょうきんな面をみる機会に恵まれた。
ある日、庭のテラスにつなぎ、ひなたぼっこをさせていた。
突然、彼女が首を捻り、口をすばやく閉じたのである。
初めは何がおきたか、まったくわからなかった。
飛んできた虫を食べたと気がついたとき・・・・・・。
笑った。笑った。笑った。本当に笑った。
私の笑い声にアンジーはびっくりしている。
いつも、おすまししているアンジーが虫を食べるなんて・・・・。
芸達者だねえ。アンジーは。
そんなアンジーも大好きだよ。


