骨盤、股関節が粉砕していたモーちゃん
両脚を引きずって走っているところを保護されたモーちゃん。保健センターで保護してもらうと安楽死の可能性があったため、保護主さんの元に保護されました。骨が露出してしまうほどの大怪我をしていたのにも関わらず、話しかけるとじっと見てお返事をしてくれる健気で可愛らしい一面もあります。自由に歩けるよう、投薬およびリハビリが続いていくモーちゃんを里親が見つかるまで支援いたします。
両脚を引きずりながら必死に逃げていました
2024年6月に両脚を引きずって走って逃げているところを保護されたモーちゃん。後ろ脚を2本とも骨折しているようでした。怪我した動物は保健センターへの連絡が必要と知った保護主さんは、保健センターにて保護が可能であるかの確認をしたところ、安楽死の可能性があると伝えられたそうです。まだ体が小さく若そうで、目に輝きがあるモーちゃんの安楽死は考えられなかった保護主さんは、センターへは預けず、自身で保護することを決めました。
緊急手術を行いました
保護から2日後には緊急手術となったモーちゃん。左後脚のみ脱臼しているという診断でしたが、脱臼後、股関節部分の傷口から骨が露出してしまい、膿が溜まっていました。洗浄しましたが、膿が出続けるため管を付けて排出する必要がありました。
モーちゃんの骨盤や股関節部分の骨は粉砕していたため、全ての骨をきれいに繋ぎ止めることは難しく、歩けるようになるための重要な部分を優先してボルトで繋ぐ処置をしています。
リハビリを続けていきます
獣医さんには、術後、動き回ることができていることから恐らく歩けるようになるだろうと言われており、少しずつリハビリを行なっていく予定です。
膿がまだ出ることから、当分はお薬を服用し、歩ける様になるためのリハビリも続いていくモーちゃんに里親が見つかるよう支援します。
健康上の理由、経済的な理由、災害などにより、止むを得ずペットを飼育できなくなるという事態は、誰にでも起こり得ます。その時、ペットが高齢であったり持病を持っていたら、里親はなかなか見つからず、飼い主もペットも途方に暮れることになるでしょう。
ですから、難しい状況のペットでも温かく引き受けてくださる保護団体を「みんなで支えること」。また、不遇のペットを愛情を持って迎え入れてくださるご家庭が増えるように「みんなで里親文化を育くむこと」。ペットを犠牲にすることのない、持続可能なペット文化を実現するには、これらの取り組みが欠かせません。
私たちの目標は、保護をしてくださっているこねこサポーターの負担を軽減し、モーちゃんが必要とするケアを続けながら、モーちゃんに新しい家族を見つけることです。皆さまのサポートに心より感謝申し上げます。
チャレンジ運営事務局