

白内障手術を乗り越えたものの、継続的な治療が必要なてんてん
飼育放棄により保護されたマルチーズの男の子、てんてん。悲しい過去がありながらも、甘えん坊で無邪気な性格をしています。保護当初から白内障がかなり進行しており、痛みや失明を防ぐために目の手術を受けました。現在も眼圧が不安定なため、点眼や定期検査が欠かせず、将来的に視力を失う可能性もゼロではありません。継続的な医療が必要なてんてんですが、すべてを受け入れてくれる温かい家族が見つかるまで、ウェルカムチャレンジで支援いたします。
てんてんの過去
てんてんは、元の飼い主さんの事情により手放され、2024年1月4日に横浜市動物愛護センターに収容されているところを保護されました。しかし、その悲しい過去を感じさせないほど、人が大好きで、いつも天真爛漫な笑顔を見せてくれる無邪気な男の子です。
飼育放棄されたにもかかわらず、甘えん坊な性格をしているため、元の飼い主さんから可愛がられていたことが想像できます。しかし、ストレスの影響で毛が赤茶け、歯も所々抜けて歯石がついていました。また、白内障も進行しており、今まで適切な健康管理を受けてこなかったことが推測されます。
保護当初のてんてん
性格と理想的な家族
てんてんは初めて会う人には少し警戒し、吠えてしまうことがあります。しかし、優しく声をかけたり、おやつをもらうと、少しずつ心を開き、一度心を許したらとっても甘えん坊になります。
新しい環境に慣れるのは苦手なため、他の犬と出会ったときや病院では吠え続けてしまうこともあります。そのため、頻繁に外出するよりも、お家で穏やかに過ごせる環境が、てんてんにとって理想的だと保護主さんは考えています。
失明の危機から手術を受けました
てんてんの目は、白内障が進行しており、水晶体亜脱臼もあったため、網膜剥離や失明のリスクがありました。そのため、痛みを取り除くために手術を受けましたが、完治するものではなく、現在も眼圧が不安定な状態です。将来的に視力を失う可能性もゼロではなく、これからも毎日3回の点眼と定期的な検査が必要です。
てんてんが服用している薬
継続的な治療が必要
甘えん坊で愛嬌たっぷりのてんてんですが、継続的な治療や医療費がかかるためか、里親探しには苦戦しています。
これまでに何度か里親希望の方が現れましたが、医療費がかかることが原因で譲渡には至りませんでした。てんてんの明るく人懐っこい性格、また継続的に医療が必要になることを理解し、温かく受け入れてくれる家族を探しています。
健康上の理由、経済的な理由、災害などにより、止むを得ずペットを飼育できなくなるという事態は、誰にでも起こり得ます。その時、ペットが高齢であったり持病を持っていたら、里親はなかなか見つからず、飼い主もペットも途方に暮れることになるでしょう。
ですから、難しい状況のペットでも温かく引き受けてくださる保護団体を「みんなで支えること」。また、不遇のペットを愛情を持って迎え入れてくださるご家庭が増えるように「みんなで里親文化を育くむこと」。ペットを犠牲にすることのない、持続可能なペット文化を実現するには、これらの取り組みが欠かせません。
私たちの目標は、保護をしてくださっているはなまるdogの負担を軽減し、てんてんが必要とするケアを続けながら、てんてんに新しい家族を見つけることです。皆さまのサポートに心より感謝申し上げます。
チャレンジ運営事務局