この子と出逢ったのは2年前の凄く風が冷たい真冬の時。
飼っていたヒメウズラの亡くなった日でした。
私は動物看護師を目指していましたが
とても大切に卵から孵化をさせた
小さなヒメウズラの死を目の前にして
『生き物を飼う資格がないんだ』
『動物看護師になるのを諦めよう』
『もういっその事私も…』なんて考えてました。
笑われるかもしれませんが私にとってヒメウズラは
我が子のような存在だったのです。
当時私は高校1年生。16歳でした。
(亡くなったヒメウズラをその日に火葬してあげたい)
そう思っていた私は号泣しながら力の入らない体を動かして
庭に生えているお花を摘みに外へ出ました。
その時です。後ろから『にゃー』と聞こえてきました。
目の前にいたのは震えてガリガリな姿の猫。
どうしてこんな日に?って思ったのが本音です。
でも、私には亡くなったヒメウズラがこう言ってるように思えたのです。
『ここに行けば助けてくれるよ』って。
『僕の代わりにこの子を頼むよ。』って。
私は声をあげて泣き、猫を抱きしめました…。
つづく。


