兄妹から離れてFIPと闘う子猫ピット
母猫のTNRをきかっけに保護されたピット。兄妹と元気に育っていましたが、FIP(猫伝染性腹膜炎)を発症してしまいました。高熱が続き、FIPで確定との診断を経て本格的な治療が始まっています。小さな体で病と向き合うピットが安心して治療を続けられるよう、ウェルカムチャレンジで医療費支援を行い、あたたかい家族とのご縁を探すチャレンジを開始いたしました。
TNR現場でつながった命
TNRした猫の中に、お乳が張った出産直後と思われるメス猫がいたため、保護主さんは手術の翌日、急いで元の場所へ戻しました。子猫が無事かどうか心配な日々が続きましたが、約2ヶ月後に餌やりさんから母猫が子猫3匹を連れてきたと連絡があり、3匹は無事に保護されました。ピットはそのうちの1匹です。保護後は兄妹と毎日元気に遊びながらすくすくと成長していました。

FIPの可能性が浮上
しかし、まもなくしてピットの食欲と元気が落ちはじめ、かかりつけ病院での血液検査でFIPの可能性が高いことが判明しました。外注の遺伝子検査を依頼しつつ、保護主さんは以前FIP治療で受診した病院にも相談に行きましたが、血液検査とエコーだけでは診断が難しく、高熱が続いていたため、まずは抗生剤での治療を試みました。

それでも改善が見られず、数日後に遺伝子検査の結果を持って再診したところ、正式にFIPと診断され、さっそく治療薬の投薬を開始しています。

投薬後より小さな前進を重ねています
投薬翌日には病気の影響で吊り上がっていた目がほぼ元の状態に戻り、少しずつ元気も回復。おもちゃで遊ぶ姿も見られるようになり、幼いながら治療に向き合う力強さが感じられるようになりました。少し怖がりな性格ですが、保護主さんにはよく慣れてきており、膝に乗って甘える姿を見せてくれることもあります。

FIP治療は84日間の投薬が基本となり、その後さらに3ヶ月の経過観察期間が必要です。幼い体で大きな病に立ち向かうピットが、再び無邪気に遊べる未来を取り戻せるように医療費を支援しながら、温かく見守ってくださる家族とのご縁を探すチャレンジが始まります。
健康上の理由、経済的な理由、災害などにより、止むを得ずペットを飼育できなくなるという事態は、誰にでも起こり得ます。その時、ペットが高齢であったり持病を持っていたら、里親はなかなか見つからず、飼い主もペットも途方に暮れることになるでしょう。
ですから、難しい状況のペットでも温かく引き受けてくださる保護団体を「みんなで支えること」。また、不遇のペットを愛情を持って迎え入れてくださるご家庭が増えるように「みんなで里親文化を育くむこと」。ペットを犠牲にすることのない、持続可能なペット文化を実現するには、これらの取り組みが欠かせません。
私たちの目標は、保護をしてくださっている淡路ワンニャンクラブ りくちゃんりんちゃんの負担を軽減し、ピットが必要とするケアを続けながら、ピットに新しい家族を見つけることです。皆さまのサポートに心より感謝申し上げます。
チャレンジ運営事務局