幼くして2度の手術 両目に重い症状を抱える子猫のひかり
石川県の被災地にある納屋で、兄妹で取り残されていた子猫のひかり。保護当初から猫風邪の症状がひどく、特に右目の状態は深刻で、発見の翌日には入院が必要となるほどでした。退院後も目の腫れや痛みが繰り返し再発し、これまでに2度の手術を受けています。視力の回復は難しいとされていますが、目元の状態や痛みを少しでもやわらげるために、現在も治療が続けられています。ウェルカムチャレンジでは、手術費含むひかりの医療費を支援してまいります。
納屋で発見される
石川県外にお住まいの方が、輪島市のご自宅に戻られた際、納屋で兄妹の子猫たちを見つけられ、現在の保護主さんにご相談くださいました。被災地に子猫がいてもご飯を与えることはできず、交通事故などの危険もある状況だったため、保護主さんによりひかりは保護されました。ひかりは猫風邪の症状が重く、目の状態も非常に悪かったうえに食欲も低下していたため、保護された翌日にはすぐ入院が必要となりました。


手術を繰り返す右目と、見えづらい左目
ひかりの右目は、強い炎症と腫れによりすでに視力を失っており、見た目の改善と痛みの軽減を目的として、まぶたを閉じる「瞬膜フラップ」という処置をしました。経過観察していましたが、肥大化が進行し、最終的に破裂してしまったため、2度目の手術として腫れの原因となっていた組織(肉芽)を取り除く手術を行い、再度まぶたを閉じる処置を受けました。現在も状態は安定しておらず、どこまで回復できるかはまだ分かっていません。


また、左目にも白濁や炎症が見られ、視界は限られていますが、日常生活に支障が出ない程度の回復を目指して治療が続けられています。

左目も白く濁っています
続く点眼と、今後の治療
現在は4種類の点眼薬を使い、1日4~5回の点眼を続けながら、状態を慎重に観察しています。右目については、将来的に眼球摘出が必要になる可能性もありますが、まずは体力の回復を優先し、手術のタイミングを検討していく予定です。
まだ幼く遊び盛りのひかりが、これから痛みのない日々を送り、楽しく過ごせる家族と出会えるよう、ウェルカムチャレンジでは引き続き、手術費を含む医療費の支援を行ってまいります。

徐々に食欲は回復しています
健康上の理由、経済的な理由、災害などにより、止むを得ずペットを飼育できなくなるという事態は、誰にでも起こり得ます。その時、ペットが高齢であったり持病を持っていたら、里親はなかなか見つからず、飼い主もペットも途方に暮れることになるでしょう。
ですから、難しい状況のペットでも温かく引き受けてくださる保護団体を「みんなで支えること」。また、不遇のペットを愛情を持って迎え入れてくださるご家庭が増えるように「みんなで里親文化を育くむこと」。ペットを犠牲にすることのない、持続可能なペット文化を実現するには、これらの取り組みが欠かせません。
私たちの目標は、保護をしてくださっているこねこサポーターの負担を軽減し、ひかりが必要とするケアを続けながら、ひかりに新しい家族を見つけることです。皆さまのサポートに心より感謝申し上げます。
チャレンジ運営事務局