膀胱炎の再発、腫瘍の疑いを抱えるロット
2024年7月、飼い主による飼育放棄のため保護されたキジトラの男の子、ロット。保護時は血尿と脱水で衰弱していましたが、治療を受け元気を取り戻しました。しかし、現在は膀胱炎の再発に加えて肺に腫瘍の可能性が見つかり、再び治療が必要な状況です。今後も治療やケアが欠かせませんが、甘えん坊なロットに寄り添ってくれる家族が見つかるまでウェルカムチャレンジで支援いたします。

保護当初のロット
血尿と脱水状態で衰弱したロットを保護
2024年7月26日、飼い主による飼育放棄のため保護されたロット。推定5〜7歳の男の子です。保護時、ロットは大量の真っ赤な血尿が出ていたにもかかわらず、医療費の負担をしたくないという理由で放置されており、元気も食欲もなく、ぐったりしている状態でした。さらに、重度の脱水症状も見られ、一刻を争う状況でした。

翌日すぐに動物病院で診察を受けたところ、重度の膀胱炎と診断され、治療を開始。抗生剤の投薬と療法食への切り替えを行った結果、血尿はすぐに治まり、徐々に体調は回復して穏やかな日々を過ごしていました。
しかし、約1年半後の現在、再び血尿が出てしまい、緊急で病院を受診。検査の結果、突発的に重い膀胱炎が再発していることがわかりました。さらにその過程で、肺に腫瘍のような影も見つかりましたが、これが腫瘍なのか炎症によるものかは、膀胱炎が落ち着いてからでないと精密検査ができません。そのため現在は、まず膀胱炎の治療を優先しながら経過を見守っています。
毎日の飲水管理が欠かせません
ロットはもともと飲水量が少ない体質で、十分に水分を摂れていない日は薄味のスープで補うなど、毎日の水分管理が欠かせません。また、太りやすい体質でもあるため、食事量を調整しながら専用フードで体重を維持していく必要があります。

一度トライアルにも出ましたが、日々の飲水量の管理が難しかったことから、ご縁には繋がりませんでした。こうした背景から、飲水量や食事量を丁寧に観察し、管理していけるご家庭が向いていると保護主さんは考えています。

少しずつ心を開き、甘えん坊に
保護当初、ロットは警戒心が強く、人に対しては唸って怒り、いつもケージの隅で縮こまっていました。しかし、時間をかけて人に慣れ、今では撫でられるとすぐにゴロゴロと喉を鳴らし、自分から膝やお腹の上に乗ってくるほど甘えん坊になりました。

保護当初はいつもケージの隅っこに

甘えん坊に変身
膀胱炎の再発に加え、肺に腫瘍の疑いが見つかるという新たな試練に直面しているロット。再び治療が必要な状況となりましたが、適切な医療を受けながら、日々のケアを続けてくれる家族に出会えるまで、ウェルカムチャレンジで支援していきます。

健康上の理由、経済的な理由、災害などにより、止むを得ずペットを飼育できなくなるという事態は、誰にでも起こり得ます。その時、ペットが高齢であったり持病を持っていたら、里親はなかなか見つからず、飼い主もペットも途方に暮れることになるでしょう。
ですから、難しい状況のペットでも温かく引き受けてくださる保護団体を「みんなで支えること」。また、不遇のペットを愛情を持って迎え入れてくださるご家庭が増えるように「みんなで里親文化を育くむこと」。ペットを犠牲にすることのない、持続可能なペット文化を実現するには、これらの取り組みが欠かせません。
私たちの目標は、保護をしてくださっている災害時ペット捜索・救助チームうーにゃんの負担を軽減し、ロットが必要とするケアを続けながら、ロットに新しい家族を見つけることです。皆さまのサポートに心より感謝申し上げます。
チャレンジ運営事務局