能登半島地震で被災した、泌尿器症候群を患う黒猫ロイ
ロイは、能登半島地震で被災された飼い主さんが泣く泣く手放された被災猫です。保護直後に泌尿器症候群から急性腎不全を発症。入院し治療を受けました。現在は退院していますが、通院や処方食など継続的な治療が必要です。過酷な環境を経験したロイが、これからはのびのびと健やかに過ごせるよう、ウェルカムチャレンジで支援します。
被災地で保護される
ロイは、能登半島地震で被災した輪島市門前町の飼い主さんからの委託を受け、保護された甘えん坊の黒猫です。元の飼い主さんは自宅が半壊してしまい、とても住める状況ではなかったため、泣く泣くロイを手放されたそうです。
急性腎不全を発症
保護されてすぐ、ロイは泌尿器症候群によりおしっこが出なくなってしまいました。通常、身体で作られた老廃物は腎臓で濾過され、身体に毒(老廃物や代謝産物)が溜まらないように尿として体外に排出されます。しかし、腎臓の働きが著しく低下することで老廃物が排出されず、毒素が血液中に溜まる「尿毒症」を引き起こし、その結果、急性腎不全を発症してしまったので、入院し治療を受けていました。 現在は退院していますが、引き続きの通院、投薬、そして処方食による継続的な治療が必要です。
ロイの継続的なケアの必要性を理解し、たくさん甘えさせてくれる新しい家族が見つかるまで支援いたします。
健康上の理由、経済的な理由、災害などにより、止むを得ずペットを飼育できなくなるという事態は、誰にでも起こり得ます。その時、ペットが高齢であったり持病を持っていたら、里親はなかなか見つからず、飼い主もペットも途方に暮れることになるでしょう。
ですから、難しい状況のペットでも温かく引き受けてくださる保護団体を「みんなで支えること」。また、不遇のペットを愛情を持って迎え入れてくださるご家庭が増えるように「みんなで里親文化を育くむこと」。ペットを犠牲にすることのない、持続可能なペット文化を実現するには、これらの取り組みが欠かせません。
私たちの目標は、保護をしてくださっているねこさま王国 ありこの負担を軽減し、黒猫ロイが必要とするケアを続けながら、黒猫ロイに新しい家族を見つけることです。皆さまのサポートに心より感謝申し上げます。
チャレンジ運営事務局