肥満細胞腫を抱える凶暴なちゃたん
尻尾から血を流していたため保護されたちゃたんは、保護当初、非常に凶暴でした。今では多少落ち着き、臆病な猫の面倒を見ていることもあります。2023年8月には肥満細胞腫が確認されましたが、腫瘍が大きく手術は断念。しかし、投薬を継続し、腫瘍が小さくなった場合には再手術を検討予定です。手術を実施し、凶暴なちゃたんにあたたかい家族が見つかるまで支援いたします。
ちゃたんの医療費支援が実現できていません。
チャレンジ基金に余裕ができ次第、優先順位を考慮した上でちゃたんの医療費支援を開始したいと考えておりますが、現時点では予算を割り当てられておりません。
凶暴なちゃたんの保護
2023年3月に、尻尾から血を流していたため保護されたちゃたん。保護当初は非常に凶暴で、大きな3段ケージで過ごしていましたが、ケージのある部屋を覗くだけで飛びかかろうとし、体当たりで身体が血まみれになるほどの激しさでした。現在はそこまでではなく、近づくと攻撃してくる程度に落ち着いています。一方で臆病な猫の面倒見はよく、新入りの臆病な猫がちゃたんの寝床に逃げこんでいることが多々あります。
肥満細胞腫の診断と手術断念の経緯
2023年8月頃、ちゃたんの左目上が腫れ始め、病院を2件受診しましたが、両院で怪我と診断され、抗生剤を服用していました。しかし改善が見られず、肥満細胞腫が疑われたため、全身麻酔のもとで血液検査、X線検査、超音波断層検査をし病理検査を行った結果、免疫細胞である肥満細胞ががん化する悪性腫瘍である、肥満細胞腫だということが確定。
しかし、その頃には、腫瘍が大きすぎるため、切除しても縫合ができないとの診断が出されました。また、皮膚の移植や眼球摘出の手術も検討されましたが、ちゃたんの凶暴な性格から術後のケアが難しく、感染症で命が危険にさらされる可能性もあるため、手術は断念しました。 ただし、肥満細胞腫は小さくなるときもあるので、投薬を継続しながらよく観察し、小さくなった場合には再度手術を検討する予定です。
手術ができるようになり、ちゃたんを見守りながら、小さな成長も喜んでくれる新しい家族が見つかるまで、ウェルカムチャレンジでサポートいたします。
健康上の理由、経済的な理由、災害などにより、止むを得ずペットを飼育できなくなるという事態は、誰にでも起こり得ます。その時、ペットが高齢であったり持病を持っていたら、里親はなかなか見つからず、飼い主もペットも途方に暮れることになるでしょう。
ですから、難しい状況のペットでも温かく引き受けてくださる保護団体を「みんなで支えること」。また、不遇のペットを愛情を持って迎え入れてくださるご家庭が増えるように「みんなで里親文化を育くむこと」。ペットを犠牲にすることのない、持続可能なペット文化を実現するには、これらの取り組みが欠かせません。
私たちの目標は、保護をしてくださっているボランティア ねこ活の負担を軽減し、ちゃたんが必要とするケアを続けながら、ちゃたんに新しい家族を見つけることです。皆さまのサポートに心より感謝申し上げます。
チャレンジ運営事務局