ほかのペットと同じように、モルモットも病気をすることがあります。そして、モルモットは捕食される立場の動物なので、弱っているところは飼い主にもなかなか見せてくれません。明らかに調子が悪い様子を見せているようであれば、かなり弱っている可能性が高いため、一刻も早く獣医さんへ!
前にも少し書きましたが、モルモットは「エキゾチックアニマル」にあたるため、どこの動物病院でも診てもらえるわけではありませんので、いざ体調不良になって慌てないように、できればお迎えの前から病院を探しておきたいですね。どのような動物を診療してくれるかはホームページに書いてあることがほとんどですが、不安であれば電話等で確認されるのがよいと思います。
もりもピーチも、お迎えした次の日に動物病院に連れていき、健康チェックをしてもらいました。
ピーチの場合は、あらかじめインターネットで探しておいた病院に、お迎えの前の日に電話をかけ、モルモットを里親さんとしてお迎えすること、お迎え後の健康チェックをしてもらいたいことをお話ししたところ、とても親切に診療時間と持参品・注意点などについて教えていただけたので、安心して向かうことができました。2匹目にお迎えしたもりの場合は、やはり来院1日前にお電話で2匹目を連れていくことをお伝えしました。獣医さん・看護師さんはじめ、皆さん本当にいい方で、我が家の2匹を非常に可愛がってくださっています。
今回は、獣医さんにかかる際に気を付けることをいくつか書いてみたいと思います。
●病院への行き帰り
【バス・電車】
・キャリーはプラスチック&場所は膝上!
我が家には車がないため、基本的には公共交通機関を使っての移動となります。以前にも書きましたが、誤って人とぶつかってしまったり、バス・電車が急に揺れたりといった事態を考えると、キャリーは布製ではなくプラスチック製をお勧めします。また、キャリーは横の座席や足元に置かず、必ず膝に抱えます。
キャリーには取っ手がついているものがほとんどですが、個人的には斜め掛けストラップも一緒につけ、斜めがけが安心かなと思います。万が一運んでいる人間が誤って・他の人にぶつかられて手を離してしまっても、ストラップがあれば床に落としてしまう事態だけは避けることができるので。
また、モルモットを連れて乗車している場合は、何かあったらすぐ動けるようにするため、基本的にはスマホ・ヘッドホンの使用などは避けるようにもしています。また、道の真ん中でキャリーを抱えたままスマホで調べ物をする必要がないよう、獣医さんの正確な場所など、ネットで調べる必要のありそうなものは、あらかじめ印刷して持っていくと安心です。
・音が気にならない/毛が飛ばない工夫を!
また、どんなに元気で活動的な子であっても、捕食される立場の生き物であるモルモットは、環境の変化に弱く、非常に臆病な生き物です。例えば、我が家のもりはいつもは元気いっぱい怖いものなしですが、キャリーに入れて外を歩くと、例えばエンジンのバックファイアや自転車のベル、選挙カーの音などに強く反応し、キャリーの中でバタバタと落ち着きません。必要以上に怖がらせないよう、また風などが直接吹き込まないよう、そして毛が外に飛んでいき、アレルギーの人に迷惑を必要以上にかけないよう、バスタオルやフリース毛布などで簡単にキャリーをくるんであげると、とても良いと思います。静かな声で話しかけてあげるのもよい考えです。
同じ理由で、余程のことがない限り、バスや電車の中でキャリーの蓋を開けるのもやめておいたほうがいいでしょう。小さなキャリーは注意を惹きやすく、例えばお子さんなどから興味を示されることもありますが(「触ってもいいですか?」と訊ねられたことも)、ただでさえ移動中はナーバスになりやすいモルモットを、全く知らない人に触らせるのはあまりよい考えとはいえません。驚いて突然飛び出したり、噛みついてしまったりしたら大変です!
【タクシー】
真夏の盛りや雪の日など、移動だけでモルモットの体力を消耗してしまいそうだと感じる日は、タクシーを使うこともあります。ピーチのお引き取り時に我が家で使ったタクシー会社さんは、事前に電話で予約を取り、その際に「モルモットと乗車したいのですが」と伝えると、動物アレルギーのない運転手さんを派遣してくださいました。いざ来てもらって「動物は駄目なんですよ」とならないよう、事前にお伝えしておくのは非常によい考えです。
予約なしで乗車する際も、社内に足を踏み入れる前に、必ず「モルモットがいるのですが、大丈夫でしょうか?」と一声かけてから。断られたら粘らず次の車へ。
タクシーの場合も、本当に緊急事態でない限りキャリーを開けない・布類でくるんで毛が飛ばないようにする・キャリーは膝の上、などは変わりません。
この前乗車したタクシーの運転手さんは「モルモットを連れているのですが大丈夫でしょうか?」との質問に、「脱走して私の膝の上でオシッコしなければ大丈夫ですよ~」と、ユーモアたっぷりに答えてくださいました(笑)。うさぎさんを飼っていらっしゃるそうで、目的地到着まで草食動物トークで盛り上がり、とても楽しい気持ちで下車することができました。
●待合室にて
モルモット専門やエキゾチックアニマル専門の病院はあまり多くないため、多くの方が最初にかかられるのは一般的な動物病院だと思います。我が家にもりとピーチをお迎えしてからほぼ半年になり、爪切りなどで頻繁に動物病院に通っていますが、待合室でワンちゃんネコちゃん以外の動物にお会いしたことは、今まで2回しかありません(ちなみに2回ともうさぎさんでした)。動物患者さんの中にはモルモットに非常に興味を示す子もいるため、ここでもキャリーの扉は開けず、が鉄則です(かかりつけの獣医さんでは、「猫・小動物はキャリーから出さないでください」との掲示が待合室にあります)。
人間の病院と同じく、待ち時間がかなり長くかかる場合もありますので、待っている間に脱水症状にならないよう、またおなかを減らして大騒ぎにならないよう、水や野菜などをあらかじめ用意しておくと安心です。干し草も少し入れておくと◎、退屈しのぎになります。ただ、キャリーの中で排泄して干し草が濡れ、食べられなくなってしまうこともあるため、我が家では、きゅうりと干し草少々を別々のジップロックバッグに入れて持っていきます。空気穴から干し草や細く切ったきゅうりを差し入れてあげると、蓋を開ける必要もありません。
(次回につづく・・・)


