- 登場ペット:
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ムクムクとの別れ。
初めて会った時は、手の平に乗るくらい小さくて、ぷるぷる震えていたけど、一目で気に入りました。
家へ連れ帰り、ケージの中に離すと、最初は警戒していたけれども、徐々に慣れて来たのか水を飲んだり、カリカリを食べたりして落ち着いてゆきました。
そのうちに、抱っこした時には私の手をペロペロ舐めるくらい人懐っこい性格だと分かり、家族みんなでムクムクの舌で舐められることを目標にするようになりました。(最初は私だけがご飯をあげていましたが、子どもたちも懐いて欲しくてやるように(笑))
いつでも元気に飛び回り、屋内ケージだけでは狭くて可愛そうかなと思い、天気の良い日には外にも少し大きめのケージを作って遊ばせるようになると、とても嬉しそうに土を掘ったり、草を食べたりして、近所の子どもたちまで交代で葉っぱをあげたがるようになり、ちょっとした人気者になりました。
夜になって私が抱き上げて、屋内へ連れ帰ろうとすると『まだ遊んでいたいよ!!』とでも言うように、外のケージの奥へ逃げてしまったり。時には、庭へ逃げ出してしまったこともあったけれども、私が「ムクムクー出ておいでー」と呼びかけると、物置き小屋の床下からでも、車の下からでも、鼻をヒクヒクさせながら出て来てくれたことも嬉しい思い出です。
2017年に10歳になって、もうお爺ちゃんと言っても良い年齢になっても、死ぬ直前まで弱さを見せようとはしませんでした。亡くなる2~3日前から突然食欲が減退してしまい、どうして大好きなはずのカリカリを食べてくれないんだろうかと不思議に思いながら、別の種類なら食べるだろうかと試行錯誤してみたり、大好きなオヤツのドライフルーツなら食べてくれることに気が付いて、少しドライフルーツを多めにカリカリに混ぜてみたりしましたが、原因がわからないまま少しずつ衰弱した様子で、眠る時間が多くなっていました。
明日、仕事の合間にでも、以前通った近所にある動物病院へ連れて行こう。
きっと点滴や注射でもすれば、以前のように元気な姿を見せてくれるだろうと思ってはおりましたが、何故こんなにも急激に悪化してしまったのだろうかと原因を調べたくて、ムクムクの症状に似た病気について、ネットで何か情報は無いだろうかと探してみると・・・。
『ウサギや天敵の多い小動物などは、死の直前まで決して弱さを見せようとはしない。天敵に食べられることを避けるためにも、弱った姿をなるべく見せないようにする』という趣旨の記事を見付けてしまいました。
まさかとは思いながらも、ムクムクの症状を見ると立っていることすら出来ずに横たわったままで苦しそうに肩で息をしているのが素人目にも分かりました。
辛いけど、家族を呼んで、もしかするとムクムクは今夜が峠かもしれないこと。たとえ今夜を乗り越えて明日病院へ連れて行っても、回復は難しいかもしれないことなどを伝え、みんなで最後になるかもしれない思いを込めながら、ムクムクの身体を優しく撫でました。
それから、いつもはムクムクとは離れた場所で寝ていた私が、その晩は近くで寝ることにして、ムクムクのケージ近くに布団を運んで戻ると、ほんの僅かな差で天国へ旅立ってしまったムクムクの姿がありました。
最後の最後に看取ってあげられなくてごめん。
それとも、心配させまいと、自慢の素早い足で天国まで行ってしまったのかい?
もっと色々とムクムクを飼うために必要な知識を勉強しておけば良かったかな。
私に一番懐いてくれていると己惚れていたから、不勉強なところは許して欲しい。
でも、私たち家族のところで、10年間もの間温かなぬくもりと笑顔をプレゼントしてくれてありがとう。
きっと天国でも再開して、今度はずーっと一緒に過ごせれば嬉しいな。
至らないところへの謝罪と、与えてくれた沢山の思い出に感謝の言葉をムクムクの亡骸に贈りました。
深夜(0時過ぎ)だったため、疲れて寝てしまっている家族には、翌朝私からムクムクが天国へ旅立ったことを伝え、子どもたちが学校から帰って来てから、親戚が所有する山へ埋めることにしました。
子どもたちも、ムクムクを通していのちの大切さや生き物を飼うということを学ばせてもらったと思います。私も死と出会いを何度か経験してはおりますが、やはり寂しいものです。
これからも、思い出すたびに心の中にあたたかなものが拡がるくらいムクムクと過ごせた10年間は、貴重な宝物の思い出です。
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