両目がふさがっていた小さな子猫ラガー
育児放棄されたとみられ、天井から落ちてきたところを保護された子猫のラガー。保護時は兄妹の半分ほどの大きさしかなく、ひどい猫風邪により両目がふさがっていました。5日間の入院を経て右目は回復しましたが、左目は現在も見えていない状態です。今後も専門医による診察を受けながら、新しい家族とのご縁を待てるよう、医療費の支援を行います。
両目がふさがった状態で保護
野良猫のTNRに協力していたお宅から、「天井から子猫が落ちてきた」と保護主さんが連絡を受け、ラガーは保護されました。
育児放棄されたとみられ、兄妹の半分ほどの大きさしかなかったラガー。保護されるまでの2日間、鳴き続けていたそうです。ひどい猫風邪を患い、両目がふさがったままの弱々しい状態だったため、すぐに入院となりました。

5日間の入院と治療により、右目は開いて見えるようになり、左目もまぶたは開くようになりました。しかし、左目は癒着がひどく、現在も見えていない状態です。
左目を残すため、難しい判断が必要に
眼科の専門医によるエコー検査では、ふさがっていた左目の奥に眼球があることが確認されました。眼球を守るためには、できるだけ早く目を開ける必要がある一方、ラガーはまだ体が小さく、全身麻酔による負担も心配されます。

また、眼球周辺の組織が強く癒着していた場合、無理に剥がすことで眼球を傷つけてしまうおそれもあり、どのような処置を行うべきか慎重な判断が必要でした。
獣医師と相談し、まずは部分麻酔でまぶたを開く処置を行いました。処置後、まぶたは開くようになりましたが、内部の癒着がひどく、それ以上の処置を行うことはできませんでした。
現在は眼軟膏によるケアを続け、月に1回ほど眼科の専門医を受診しています。今後については、体の成長や左目の状態を見ながら、手術を行う可能性も含めて検討していく予定です。
誰にでも甘える元気いっぱいの男の子
保護時は体も小さく弱っていたラガーですが、現在は子猫らしく無邪気に遊び、元気いっぱいに過ごしています。

ミルクから育てられたため人によく慣れており、初めて会う人にも親しみやすい男の子です。抱っこや爪切りなども嫌がらず、ほかの兄妹とも仲良く過ごしています。
左目は見えていませんが、現在のところ日常生活に大きな支障はなく、毎日元気に過ごしています。これからも左目の状態を注意深く見守りながら、必要な診察やケアが必要になっていきます。
片目の状態を受け入れ、今後も必要なケアを続けてくださる新しい家族と出会えるまで、通院や治療にかかる医療費を支援します。
健康上の理由、経済的な理由、災害などにより、止むを得ずペットを飼育できなくなるという事態は、誰にでも起こり得ます。その時、ペットが高齢であったり持病を持っていたら、里親はなかなか見つからず、飼い主もペットも途方に暮れることになるでしょう。
ですから、難しい状況のペットでも温かく引き受けてくださる保護団体を「みんなで支えること」。また、不遇のペットを愛情を持って迎え入れてくださるご家庭が増えるように「みんなで里親文化を育くむこと」。ペットを犠牲にすることのない、持続可能なペット文化を実現するには、これらの取り組みが欠かせません。
私たちの目標は、保護をしてくださっているななのいえの負担を軽減し、ラガーが必要とするケアを続けながら、ラガーに新しい家族を見つけることです。皆さまのサポートに心より感謝申し上げます。
チャレンジ運営事務局