多頭飼育崩壊の現場から保護 全盲・全ろうのホイホイ
多頭飼育崩壊の現場で、最後まで見つからず取り残されていたホイホイ。押し入れの奥でじっと身を潜めていたところを、保護主さんによって発見されました。推定15歳以上の高齢で、目は見えず耳も聞こえない状態に加え、口内や腎臓に大きな問題を抱えています。過酷な環境を生き抜いてきたホイホイに、あたたかい家族が見つかるまで医療費支援を行います。
多頭飼育崩壊現場に取り残されていた
ホイホイは、広島県の一般家庭で起きた多頭飼育崩壊の現場から保護されました。高齢の飼い主が亡くなった後、家の中には数十匹の猫が取り残されていることが判明し、保健所によりほとんどの猫が捕獲されました。
しかし、1頭だけどうしても捕まえることができなかった猫がいました。臆病な性格で姿を見せなかったホイホイです。 
連絡を受けた保護主さんが現地に入り、泊まり込みで探し続けた末、押し入れの奥でじっと固まっているホイホイを見つけ、保護に至りました。保護当時の室内は酷く荒れており、とても生き物が暮らせる環境ではなかったといいます。
過酷な環境で抱えていた不調
保護されたホイホイは、目が見えず、耳も聞こえない状態でした。年齢は推定15歳以上と考えられています。すぐに病院を受診したところ、口内の状態が非常に悪く、すべての歯を抜く必要があると診断されました。また、腎臓の数値も悪く、現在は点滴や食事管理を行いながら様子を見ています。さらに、避妊手術もされていなかったため、抜歯とあわせて手術が予定されています。

これからのサポート
ホイホイは目も見えず、耳も聞こえない状態で何年も劣悪な環境で過ごしており、現在はあまり自己主張をする姿は見られません。
しかし、動き回る元気はあるため、今後環境に慣れてくることで、段差の上り下りなど行動範囲が広がる可能性があります。そのため、ケガを防ぐための生活スペースの工夫や見守りが欠かせません。
あたたかく穏やかな時間を
これまで過酷な環境の中で、音も光も届かない世界を生きてきたホイホイ。それでも今は、新しい環境の中で落ち着いて過ごしています。腎臓のケアなど体調管理も継続していく必要がありますが、ホイホイがこれから先、安心できる時間を少しでも長く重ねていけるよう、ウェルカムチャレンジでは医療費の支援を行ってまいります。
健康上の理由、経済的な理由、災害などにより、止むを得ずペットを飼育できなくなるという事態は、誰にでも起こり得ます。その時、ペットが高齢であったり持病を持っていたら、里親はなかなか見つからず、飼い主もペットも途方に暮れることになるでしょう。
ですから、難しい状況のペットでも温かく引き受けてくださる保護団体を「みんなで支えること」。また、不遇のペットを愛情を持って迎え入れてくださるご家庭が増えるように「みんなで里親文化を育くむこと」。ペットを犠牲にすることのない、持続可能なペット文化を実現するには、これらの取り組みが欠かせません。
私たちの目標は、保護をしてくださっている災害時ペット捜索・救助チームうーにゃんの負担を軽減し、ホイホイが必要とするケアを続けながら、ホイホイに新しい家族を見つけることです。皆さまのサポートに心より感謝申し上げます。
チャレンジ運営事務局