ふくお
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チャレンジ中
里親募集53日目
千葉県
ふくお
チャレンジID: wc514454
災害時ペット捜索・救助チームうーにゃん

夜鳴きにより飼育放棄 多数の病気を患う18歳のふくお

18歳の大型犬 ふくおは、2025年4月、飼い主による飼育放棄により保護されました。長年暮らしてきた家を離れ、不安定な状態で保護されたふくおには、精巣腫瘍や鼠径ヘルニアなど複数の病気が見つかりました。現在は体調を整えながら、局所麻酔での手術を予定しています。ウェルカムチャレンジを通じて、今後の医療費や新しい家族との出会いをサポートしてまいります。

ふくおの支援に参加しませんか?

ふくおへの支援は、チャレンジ基金への寄付により実現しております。改めまして、皆様のご支援に心より感謝申し上げます。

18年間連れ添った家族に手放される

2025年4月13日、18歳の大型犬ふくおは飼い主の飼育放棄により保護されました。これまで高齢の飼い主と暮らしてきましたが、認知症の症状が出始めたことで夜鳴きが続くようになり、「もう一緒には暮らせない」と手放されたのです。突然、18年もの間暮らしてきた家から離れたふくおは、不安そうに鳴き続け、軟便が続くなど、心身ともに不安定な状態が見られました。

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保護時のふくお

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次々と見つかった深刻な病気

元飼い主からは「健康には問題ない」と伝えられていましたが、保護時に保護主さんがふくおの体に異変を感じ取りました。睾丸には拳ほどの大きさの腫瘍があり、鼠径部には大きく膨らんだ鼠径ヘルニアが確認されたのです。

その後の病院での診察により、精巣腫瘍と、それに伴う前立腺の肥大が明らかになります。肥大した前立腺が腸を圧迫し、ふくおは排便がしづらくなっていました。また、腸や脂肪、膀胱などの臓器が皮膚下に脱出してしまう鼠径ヘルニアも確定との診断。皮膚の黒ずみ具合から、かなり以前から発症していた可能性が高いと医師から説明を受け、当面は慎重に経過を見ていくこととなりました。さらには、肝臓と腎臓の数値も高いことが判ります。

鼠径ヘルニア.jpg

鼠径ヘルニア

検査報告書.jpg

検査報告書

現在、精巣腫瘍の切除手術が必要とされていますが、肝臓・腎臓の状態が安定しておらず、全身麻酔には耐えられない可能性があります。そのため、まずは投薬と点滴で体調を整えたうえで、局所麻酔による手術が予定されています。

甘えん坊で優しい性格

ふくおは、人が大好きな甘えん坊で、そっと寄り添うように近づいてきてくれる穏やかで優しい性格の持ち主です。お散歩も大好きで、弱った足腰でふらつきながらもたくさん歩き回ります。

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また、犬同士とも穏やかに接することができ、他の犬を見かけるとしっぽを振って挨拶に行くような社交性もあります。

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認知症による夜鳴きが理由で飼育放棄されましたが、ふくおが鳴くのにはちゃんと理由があることが分かってきました。それを汲み取ってあげれば、穏やかに過ごすことができています。

甘えん坊2.jpg

これまで以上に幸せに

18歳という高齢、24キロの大型犬という体格、そして複数の病気を抱えるふくおですが、すべて受け入れてくださる温かな家族を探しています。「高齢であることや医療的ケアの必要性から、簡単なことではないと承知していますが、これまでの18年間より、これからの時間をもっと幸せにしてあげたい」保護主さんは、そう願いながら、ふくおと向き合って過ごしています。

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健康上の理由、経済的な理由、災害などにより、止むを得ずペットを飼育できなくなるという事態は、誰にでも起こり得ます。その時、ペットが高齢であったり持病を持っていたら、里親はなかなか見つからず、飼い主もペットも途方に暮れることになるでしょう。

ですから、難しい状況のペットでも温かく引き受けてくださる保護団体を「みんなで支えること」。また、不遇のペットを愛情を持って迎え入れてくださるご家庭が増えるように「みんなで里親文化を育くむこと」。ペットを犠牲にすることのない、持続可能なペット文化を実現するには、これらの取り組みが欠かせません。

私たちの目標は、保護をしてくださっている災害時ペット捜索・救助チームうーにゃんの負担を軽減し、ふくおが必要とするケアを続けながら、ふくおに新しい家族を見つけることです。皆さまのサポートに心より感謝申し上げます。

チャレンジ運営事務局

Welcome Challenge

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支援中の保護犬・保護猫23団体41
2023年8月からの累計寄付28,833,317
支援予定の保護犬・保護猫6
緊急性の高い支援から順に開始しております。
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「”犠牲を伴なうことのない”持続可能なヒトとペットの共生社会」の実現へ
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