能登猫救出大作戦 決行中
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  • 2022年06月03日 | view 240
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しーちゃんの発病(5)

前回は救急医に連れて行ったことを書きました。

夜間11時頃でしたが、すぐにご対応していただいたのはありがたい限りでした。なお、その時に、検査も行っており、やはり腎臓は悪く、尿素窒素113.2、クレアチン7.02であり、2月ほどは悪くはなかったものの、3月の一時改善した数値よりは悪化をしていました。救急医さんの見立てでは、尿毒症によるけいれん発作、と考えられているようでした。

ともかく、けいれん発作対応の座薬を渡され、しーちゃんを手元に戻し、帰宅することとなりました。帰宅すると、深夜3時半くらいになっていました。



自宅で改めてしーちゃんをみて、呆然としました。



目は見開いていますが、外からの声掛け、刺激にもなんの反応もありません。声は一切出さず、ただひたすら、手足だけを前後に動かし続けています。これはけいれん発作のひとつである、遊泳運動です。口からはだらりと舌を出してしまっています。



もう依然のしーちゃんは、そこにはいませんでした。



とはいえ、鎮静が掛かっており、一時的なものかもしれません。朝になったら、元のしーちゃんに戻っているに違いない。そう信じて、その夜は短い休みに就くことにしました。寝室ではなく、しーちゃんと一緒に休むために、居間に敷いた布団で、しーちゃんとともに横になりました。



翌朝。



淡い期待ははかなく消えました。しーちゃんの状態は全くと言ってよいほど、何ら回復はしていませんでした。こうなると、鎮静の影響ではなく、けいれんの影響で脳に深いダメージを追った、そう考えざる得ません。そうなると、きっと回復は難しいものになるのだろう。しーちゃんが、まだ命をとりとめてくれたのは、嬉しいことなのですが、あまりにも悲しい姿です。



でも、頭を撫でると、少し押し付けてくる感じがしました。「きっとまだ感覚は残ってるし、声も聞こえてるよ」。そう信じ、たくさん声を掛け、撫でてあげました。「少し前まで、もう亡くなってしまう、そう思っていたんだから、生きていてくれるだけで、ありがたいことだね」、そう夫婦で語り合い、できるだけ穏やかな形で、最期の命の炎を見送ってあげたい。そう考えたのでした。



もしまた発作が急に起きても、当然なかなかいまの状況ではすぐに対応はできません。できるだけ生きていてほしいですが、さりとて、苦しんでもらいたくはありません。どれだけの長さになるか、きっとあまり長くはないと思いましたが、できるだけ穏やかに過ごしてもらいたいと、緩和ケア、ターミナルケアを専門とする往診病院(わんにゃん保健室さま)に頼ることにしました。


往診医さんは、幸い連絡した当日、すぐに来てもらえました。看護師さん2名とともに、獣医師さんがいらっしゃり、状況をお話するとともに、検査結果もじっくりとご覧になりました。その上、今後の治療方針をお話してくださいました。

あまり正確ではないかもしれませんが、概ね、「発作の可能性が高く、危険な状態。発作を起こさないため、できるだけ鎮静させ穏やかに過ごしてもらうか、発作のリスクを取っても、回復を期待するか」というような話だっと思います。実際はもっとしっかり詳細に、現在の状態を含め、今後の方針もお話してくださっています。このように、非常にしっかり、方針を明示し、相談してくれる獣医さんはあまり記憶になく、非常に頼もしい思いでした。



そこで、私は言ったことは、「もう何度も命が危ないという危機があり、覚悟はできています。この状態のまま生きていくのは、我々にもしーちゃんにも辛いことだと思います。たとえ、翌日に亡くなってしまうとしても、一日、前と同じようなしーちゃんに戻ってくれるなら、それを望みます」

先生はそう言った私の思いを汲み取り、方針を明確化してくれました。これまで使用をしてこなかったステロイドを投与し、その効果に期待してみよう、ということになりました。早速、自宅内で看護師さんが、点滴投与する薬や、痙攣止めを準備してくれています。そして、準備ができると、どのような手順で、投与するか、万一発作の時はどのように対応するか、などを詳細にレクチャーしてくれました。このような往診医さんの対応も初めてです。

これで発作の時も、我々で対応できることとなり、非常に安心しました。



その日は、夜に投与する分の薬を、夕方来ていただいた往診医さんとともに投与し、様子を見ることになりました。中一日置いた翌々日にまた来ていただくことになりましたが、まずは、そこまで生きていてほしい、そう思いました。

この時点では、意識の回復をそう強く信じていたわけではありません。ほとんど植物状態になってしまったしーちゃんが、劇的に回復するなど、きっと難しいと思っていたのです。まずは、また再び発作が起きないことを祈りました。



そして、奇跡が起こったのです…。


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