
まず今回書きたいことをまとめてしまいます。
☆起こったこと
①ファンシーラット2匹の健康診断に行ったら、ジアルジア症に罹患していることが判明したよ
②シロップ薬を処方してもらったけど、なかなか飲みたがらなくて苦労したよ
③Candy pouchという猫用おやつ薬にシロップを混入させたらバレなかったよ
④結局2週間程度でフンからジアルジアが消え、3週間程度で通院は終わったよ
☆学んだこと
❶健康診断は定期的に行こう(家であらかじめ検便しておくとスムーズにいく)
❷ファンシーラットを診察できる獣医師さんは限られていて、高度な治療となると更に限られる(今回お世話になった方は平日出勤なのと、手に負えないケースの場合は他院を紹介してもらえるみたいでした)ため、あらかじめいくつかの病院を候補にしておこう
❸フンから感染するタイプは1匹が罹患しているとケージメイト全体に広まってしまうので、今後他の子が家に来た時は健康診断まで隔離しておこう。
❹Candy Pouchの嗜好性はヤバい
以下は当時のことを書いた文章なので、あんまり読む必要無さそうです。
去る2020年10月下旬にファンシーラット2匹をペットショップにてお迎えしました。活発で毛艶も良く、素人目では目立った異常は無いように思えました。
家に馴染んで来た11月初頭、健康診断を受けました。見た目や触診などでは問題なしで、元気が良いという評価。たまたまキャリーに付着していたフンが少し柔らかかったのが気になったとのことで、検便をしていただけることになりました。そこでようやく、ジアルジアが見つかりました。慢性の下痢を引き起こし、人間を含めた他の哺乳類への感染も起こる寄生虫です。
(メモ→「ファンシーラット」が診察対象であると明記されている病院は少ないのですが、ウサギやハムスターなどの小動物が対象であった場合、事前に相談すれば受け入れてくださるケースがあるようです。今回は比較的近場でスタッフさんの多い動物病院に問い合わせた所、診察可能な獣医師さんがおひとりだけ在籍しているとのことで、そちらに伺いました。)
動物病院ではフラジール(抗菌・抗原虫作用)とビオフェルミン(整腸作用)をシロップで溶いた薬を処方して頂けました。最初は物珍しさからペロペロ舐めていた2匹ですが、2日もすると1匹は匂いを嗅いだだけでそっぽを向くようになってしまいました。
フラジールは苦いのです。シロップの甘みでも誤魔化しきれない味でした。そして、シロップはベタつくのです。口元やヒゲ、前肢などにくっつくのが不快そうでした。
そのまま与えてもダメ、水に溶いてもダメ、固形のおやつやペレットにくっつけてもダメ、小動物用ゼリーに混ぜても少し食べたら気付いて残してしまうという具合でした。(おやつに混ぜて与えること自体はやっても大丈夫だそうです)
投薬は飼い主にとってもネズミにとってもストレスでした。だっこしてシロップを口に入れたりすると悲鳴をあげたりするので結構かわいそうでしたし。
ある時、ラットがチャオちゅーるを美味しそうに食べている動画を思い出し、Candy Pouchという猫専用おやつを使ってみました。まぐろ入りゼリーに、お出汁の味付けがされています。3gなので小さい子にもあげやすいです。そして、嗜好性がとても強い。いつもは仲良くしている2匹も暴れ出して取り合いになるほどの激ヤバおやつです。
これにシロップを入れて与えると、凄い勢いで全て食べ尽くしてしまいました。
結局、計3回の通院になりました。(もし無保険だと2匹で16000円くらいだったと思います。)2回目の時点でジアルジアは消えていたのですが、古いフンを口にして再感染することもあるので一応もう一回来てねって感じでした。ジアルジアの他に螺旋虫菌っていうのも出ていたのですが、これは簡単な検査だと良い菌か悪い菌かわからなくて、多分大丈夫なやつです、とのことでした。
ジアルジア症が完治した後の2匹は毎日健康なバナナうんちをしているので、多分大丈夫なやつなのでしょう。
通院生活はそんな感じでした。おわり。
冒頭の画像はお迎え初日、健康診断前日、通院中のものです。感染経路がブリーダーさんかペットショップさんかそれ以外かはわかりませんが、この写真撮ってる間、ジアルジアがおなかの中にいたんですね…。
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