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4月はベルクさんのワクチン接種月であり、今年はベルクさんが我が家にやってきてから記念すべき10回目接種のアニバーサリー・イヤーということになります。
事前に動物病院から召集令状もしっかり届いていましたからスルーする訳にも行きません。
ところがベルクさん、数年前の前足切断手術未遂の怪我以来とにかく動物病院が嫌いになり、物置から玄関内にキャリングケースを置いておいただけで病院行きを察し、朝二階から一階に降りてくる途中で、階段から寝室へ逆戻りしようとしてしまうほど。
そのため、なるべく病院行きを悟られないように、いつキャリングケースを持ち出すかというタイミングが非常に重要になっています。
今回は朝ご飯を食べてウトウトと朝寝に移行しようとしていた状態のベルクさんのところに物置からキャリングケースを持ち出したところですべての状況を察知したらしく、捕まえようとしても逃げるは逃げるわ。椅子の陰に隠れたところで椅子の隙間に鞘をはらったサーベルの刃をブスリ。(安心せい、竹光じゃ)
観念して出てきたベルクさんをやっと捕まえ、まだ抵抗するベルクさんを立てたキャリングケースに逆さま状態の頭から突っ込んでジッパーを降ろしました。
そのキャリングケースというのはうにちゃんを迎えたときに入れられてきたケースだったのですが、セミハードケースと言うか、軽いのが特徴でさらに奥行きが58cmほどあるのでベルクさんでもぎりぎり適合するサイズで重宝していました。
ところがジッパーが2個ついていて両側から開け閉めできる構造だったもののジッパーヘッドがダイキャスト成形品で長年使っているうちに上下に割れてしまったため、用をなさない状態でした。
先日、うにちゃんの通院には松戸の叔母からのいただきものの奥行き48cmサイズの「猫壱」キャリングケースで済んだものの、ベルクさんをこれに詰め込むわけにもいかず、さりとて中型ワンコ用のキャリングケースは高さがありすぎてしかも重いときたもので、結局は密林からジッパー補修キットを購入して適合するジッパーを2個付け替えて修理してしまいました。
それにしてもベルクさんを詰め込んだキャリングケースの重いこと重いこと。中に10%増量の10kgの米袋が入っているのと同じわけですから。
キャリングケースに入れられて病院へ向かう車の中のベルクさんは相変わらず不安で一平ちゃんで、妙な鳴き声を発しています。
朝、2番目の受付を済まし、何年かぶりでおばちゃん先生に当たったベルクさんは終始シャーシャーとへなちょこシャーを連発してましたが、容赦なくぶすりと注射を射たれ、終わったところで大嫌いなキャリングケースにさっさと潜り込んでしまいました(笑)
9時10分過ぎには家へと帰ってきたベルクさんでしたが当初は「よくも謀ってくれたわい」と飼い主を責め立てるような表情。そのうちどよんと表情が緩みまくり「ワクチンのせい?」なんて思わせましたが、子猫じゃあるまいし、いまさらワクチンで体調が変化するようなタマじゃあないでしょう(笑)
うにちゃん、エビにカンチョウされてますぜ(笑)