子猫たちが来て19日目。
昨夜マドカさんがちょっと具合悪くなり獣医さんで診てもらいましたが、何度か嘔吐してお腹を痛がったんです。まだ小さいし何かあったら怖いのでエコー検査などなどしていただき、特に誤飲などもなく。お腹の薬だけ貰って帰りましたが、帰宅後から元気なのでそんなに心配要らなかったのかも。
これまで物凄くシャーシャー言って怒るまでは無かったまつりさんですが、それでも子猫たちが来た事をそんなに許せていなくてリビングからは離れて過ごしていました。静観している、と言うか。喜んではないと言ったところ。すでに子猫たちと仲良くしているトム鉄の事も「お兄ちゃんたち、なんなの?」と冷ややかに見ている。
特にまつりさんはマドカさんが苦手でした。
3匹の中でも一番喋るし、ニーニー鳴いては母ちゃんにご飯ご飯!って何?って怒ってると思うの。
猫だから話せば解る事でもないし、やっぱり本人たちに任せるしかないんだけど、飼い主の都合勝手で子猫を連れて来ておいて「はい、今日からお姉さんになるからね」はあまりに酷な話。人間だって弟や妹が出来てジェラシーでココロ死にそうになる子だっているのに。私自身も太古の昔、3つ下の弟が出来た時、親に「〇〇(弟)なんてタヒねばいい」と言っていたらしいし、解るよまつりさん。そんな急に姉になんてなれるわけないもの。
そもそも「上の子」は器用に生きられる訳がないのよ。世の中の親は上にあらゆる物を求めすぎている。私は長年「上の子」で、グズグス泣き虫で文句垂れで宇宙レベルの優柔不断な弟で苦労したから、あんまり兄だから姉だからと言うのは好きじゃない。姉だって生きてるんだわ。
むしろきょうだいのどの位置に居たって全部大事な子たちなんだから、全員尊重されるべきだよね。最近の人はそうしてるんかもしれないけど、私はどの猫も「うちの猫」だから上も下もないかなぁと思ってる。
それでもまつりさんが心配。新入りと合わずにずっと群れから離れて暮らすパターンも猫の場合はあるからね。昨夜は母ちゃんが1週間前くらいに思いついた単純な遊びで6匹をリビングに集合させてみたんだけど、これがうちの今の場合だと大正解でした。
コーラの箱に子猫だけが通れる穴を開けてただ遊ぶだけ。子猫は箱の中にいれば安全だけど、大人の猫が手を突っ込んでくるからかわしたり、攻撃したり忙しいわけ。こう言うのまつりさん、てっちゃん、トムさんが大好きで、そもそも育児の天才トムさんが「ほれ、航太朗こっちこっち!あ、まるもここ入れるよ!まどか!まどかもこっち来なさい!」と上手に呼びつけるから、トムさんの「こっち来なさい」はかつてまつりさんもてっちゃんも言われて来た言葉だから「はいはいお兄ちゃん?」と釣られて全員自動的に寄って来るのです。
気付いたらマドカさんと遊んでるまつりさん。女子同士ピリついてたはずなのに。そして今日は母ちゃんのベッドにふたりしてやって来て母ちゃんと一緒に寝たよね。
姉と妹、どちらが偉いとか、賢いとかはないよね。仲良く健康的に暮らしていきましょう。あなた達姉妹は母ちゃん父ちゃんにとって特別な娘たちだからね。たまには喧嘩もして心を整理しながら、皆んなそうやって支え合って生きていくんだよ。
心を許してくれてありがとう、祭。
円の事をよろしく頼むよ。