ペイジ君とノエル君との出会いを、今更ながら書いてみます。
この子達は、ペットショップでのお迎えでした。
当時オープンしたばかりのショップで、珍しいファンシーラットが4匹いました。
3匹は兄弟のようで、同じケージで仲良く遊んだり、人間が顔を見せると喜んで寄ってくる子達。
その隣で、1匹でずっと寝ているスキニーラット。
私はスキニーラットに一目惚れしてしまい、1時間以上悩んだ末、当時ハムスターを飼っていた事と、飼い方をまだ全く知らない事もあり、ショップを後に。
その時は月に2回の通院をしており、病院終わりに寄っては帰る、という事を何度か繰り返していました。
ある日、いつものように見てみると、必死に吸水口を齧っている。
舐めては齧り、舐めては齧り、よくよく見てみると、お水が出ていなかったんです。
顔周りもカサカサ、目周りは目ヤニだらけ、お水も飲めていない……そんな姿を見て、「連れて帰ろう!!」と決意しました。
一緒に来ていた同居人(我が家の飼育条件は、お互いの合意と、2人とも日常の世話が出来る事)にも連れて帰ると言い、まずは店員さんにお水が出ていない事を伝えました。
十分にお水を飲んでいる事を確認し、連れて帰ります、と言って健康チェック、注意事項の説明、そして我が家へ。
ショップの店員さんは革手袋をして、体のチェックをしていました。噛みグセがあるとの事でした。
ペイジくんと付き合っていくうちに、噛みグセは弱視のせいだと分かったり、お腹に腫瘍が出来てしまったりしましたが、それはまた別のログでお話します。
ペイジくんをお迎えして1か月、フード類を購入しにショップへ行くついでに、ラット3兄弟の様子を見ようと顔を出してみました。
ところが、そこには1匹で丸くなり、まるで何も興味が無いような目をした黒いラットちゃんが。
手を出せば寄って来ていたのが嘘のように、人間を信用していないような表情でこちらを見ている。
それを見て、「この子は一人ぼっちになって傷付いている!」と感じた私は、例によって同居人に話し、お迎えする事に。
店員さんに聞いてみると、ペイジくんがお迎えされた後、一気に2匹お迎えされたそうです。皆さん、様子を見ていたところ1匹売れて、という流れだそう。
ノエルくんは、お迎え後しばらくは「人間キライ、手キライ」という態度でしたが、優しく声をかけて接していたら、超甘えん坊になりました。
今まで半年くらい3匹でいたのに、急に人間に引き離されたら、人間不信にもなりますよね……。
ということで、これがペイジくんとノエルくんとの出会いです。