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  • 2022年03月07日 | view 173
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野良猫は特別じゃない

羽根井 さん
羽根井 さん

野良猫は特別な存在じゃない

ただの猫、普通の猫。
ペットショップの子もブリーダーの子も保護猫も野良猫も皆んな一緒で何も変わらない。

よく汚い、懐かない、可愛くない、大変だなんて言われるけどそんな事はない。

汚いと大変は否定出来ないけど、彼らは昔からそこにいたような深い存在になれるし、硬い表情が和らいでいくさまはとても愛おしい。

汚いといってもノミダニ薬を投与すれば虫の心配はないし、毛もいつかは生え変わり綺麗になる。

先住がいる家庭は猫同士でうつる病気もあるので注意が必要だけど、そうでないなら菌自体は何処にでも何にでもくっついているものだから野良猫が特別汚いというわけじゃない。

私は小さい頃から野良猫が多い地域で育ったから、汚いとかネガティブなイメージじゃなくて可愛いな仲良くなりたいなと思ってた。
ネズミがでるくらいのとこだったけどネズミに対しても穴を埋めないで!どうやってネズミご飯食べるの!と怒ってた。ネズミは台所まで来てうちのパスタとか乾物を漁りまくってたから。

今考えると衛生的にも良くないし、多分何処か別のところで食料調達するんだろうけど、当時はそんな事まで考えられないし、最近は清潔で家も頑丈だから住むとこに困ってないか時々思いだしては考えてる。

犬に対しては特定の好きな犬種がいるけど、猫にはない。
ずっと昔からお外の子を見るたびに迎えるときはきっとこの子達を迎えるんだと思ってた。

実際に迎えることになったしね。

最初の子は一目見た瞬間思ったのが「可愛い」でも「可哀想」でもなく
「この子はうちに来る」でした。

一目惚れで多分私が生まれたときからすでに出会うことは決まっていて必然だったのだと思う。

色々な人からご飯を貰ってたから私はご飯をあげるだけじゃなくて、覚えて貰えるように仲良くなれるように1時間くらいは一緒にいるようにした。

何回もデートしたし、柵に登っているときに私と偶然会った彼が私が通り過ぎる前に柵から降りようとして鳴きながら右往左往していたのもしっかり覚えてる。
しばらく待ったのだけど焦っているのか自分で降りることが出来ず、私が初めての抱っこをして降ろしたんだよね。

私以外にも毎日ご飯をあげているお宅が判明したときに待ち合わせ場所を空き地からお家の方へ移動した。
空き地はそのお家から道路を渡らないと行けないから。

他にも猫を飼っているお家、とても優しい人達でした。別の地域から流れてきた当時ガリガリに痩せてしまっていたうちの子にご飯をあげ、雪や雨の日などは家に入れてくれて、玄関前に寝床まで用意して命を繋いでくれた。

お陰で私は "Ru" に出会うことができた。


待ち合わせ場所では、私が待つ時も猫が待つ時もあったけど、お互いに見えなくても相手が来たらすぐに気づいてた。
猫は耳が良いしなんとなく分かるけど、人間も忍び寄ってくる猫の気配が分かるの?と思うかも知れない。

それは彼も感じたようで私が気づいて振り向いたら、
「何で気づいたんや」といいたげに鼻をペロッとしていた。

それからはご飯を食べて、ふたりでぼぉ〜としてお家がご飯を用意しだしたら猫は走り去るので、それまでは一緒に過ごす、そのサイクルだった。

しばらくして猫がご飯だよ〜とお家の人が呼んでも行かなくなり私は帰るタイミングを失った。
ご飯よりも私といることを選んでくれたみたいに感じてすごく嬉しかった。

それでも、帰らないわけには行かないから夕方のハイ状態のときにバイバイしたり、自然と猫が帰る雰囲気が分かるようになったので合わせて帰ったりしてた。

ある日、中々迎える準備が整わなくて毎日お別れする瞬間が名残惜しくて、思わず振り返ってじっと猫を見つめてしまった。

すると何を思ったのか

" ニャニャニャニャニャ "

と鳴きながら走ってきて、その日から私の家まで送ってくれるようになった。

とは言っても、小さいとはいえ私の家も道路を渡らないといけないので、猫が安全に帰れるように最後に私が送り帰すことになるのだけどね (*´꒳`*)

そんな日々が数日続いて、迎える準備が整い無事に抱っこでキャリーに入れることに成功!
すごく嬉しかった!

私は明日も会える保証がなかったから、名前を決めていたけど外で彼を名前で呼ぶことはせず、いつも猫と呼んでいた。

外にいる子に明日も会える保証はない、明日も五体満足で元気に再会出来るとは限らない。
それが外の子の現実、外で暮らすということ。

その日、家について初めて名前で呼んだ。

" にゃー "と自分の名前が分かっているかの様に返事をしてくれた。

すごくすごく幸せな気持ちになった。

この日まで何もなくて良かった。
無事に家族として迎えることが出来て良かったって心から思った。

キャリーをケージに少し入れて扉を開けるとすぐに出てきて周りをゆっくり見渡していた。
家の中の生活を知っているからパニックにはならなかったんだと思う。

次の日からは出して出して攻撃と外では見られなかった甘えん坊の " Ru " を見ることが出来た。


写真3
公園でお昼を食べていたとき、空のお皿が置いてあるのに気づいた。
優しい人が置いたんやなと思ってたら、丁度おじさんがご飯を入れにきてそれをパシャリ。
外の子の食事は大抵が人から貰ったご飯だと思う。
これを書いているときも何処かから猫の声がしたから、もしかしたらおじさんがご飯あげてる子かな。

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