- 登場ペット:
-
レイニーが亡くなったのが2019年6月3日。
そして、仕事関連の食事会で遅くなった6月12日の夜。
最寄り駅の近くでぴょこぴょこ飛び跳ねている子猫らしき生き物が居ました。
大通り沿いで車も通るので、まさかこんなところに、なにか小さな生き物が?
と思って近づいてみたら、子猫でした。
若い男性が写真を撮ろうとしていて、保護するのかなと思ったら、そのまま去ってしまいました。
このままでは車にひかれてしまうかもしれないので、ひとまず保護することに。
とても怯えていて、シャーシャー言いながら逃げようと飛び跳ねてカフェの大きなガラスにぶつかっていました。
暴れて、そのまま抱っこはできなさそうなので着ていたコートを広げましたが、
それに驚いてと走り出してしまい、隣のお店の入り口へ。
そして次は、駐車場の入口を駆けて、けっこうな距離を移動し、マンションの入口近くまで行ってしまいました。
駐車場の入口で車が無かったタイミングだから良かったものの、ひやりとした私は主人に連絡して、
自宅からキャリーを持ってきてもらうことにしました。
待っている間、警備員さんに話しかけられましたが、事情を説明して分かってもらえました。
隅っこに向かって声をかけている私は、かなり怪しかったと思います。
よく見ると片目は目ヤニで固まって閉じてしまっています。
主人が寝巻き姿でキャリーを持ってきてくれたので、ふたりで追い込んで捕獲しました。
脱衣所をドリーのスペースにして、先住猫と別の部屋に居てもらうことに。
警戒体制でまったくなついてくれず、引っ張り出して目ヤニを拭いてあげました。
ありもののウエットフードとお水を置きましたが、食べる様子はありません。
もうだいぶ遅い時間でしたので、あきらめて就寝しました。
その日は、夜通し鳴き続けていました。
朝、起きると、脱衣所のどこにもドリーが見当たりません。
まさかと思って洗濯機を下からのぞくと、少しだけしっぽが見えていました。
私がつかまえようとすると、すすすっと上にのぼってしまって、まったく出てきてくれません。
洗濯機の場所を移動して、縦にしたり横にしたりしても、出てくる様子はなく……。
後ろ髪を引かれながら二人で会社に行きましたが、一日中心配で仕方ありませんでした。
私が先に帰宅して、様子を見てみると、フードも食べているし、お水も減っていまいた。
でも、肝心の子猫の姿は見当たらない。
横にしていた洗濯機を縦にしてみたらボトッと落ちる音がして、子猫の後ろ足が見えました。
良かった、生きてた!と安堵し、キャリーを横において、再度横から縦に洗濯機を動かしました。
今度は、少しドラム缶を動かしてみました。
そうすると、やっと!
子猫が自分でキャリーの中に逃げ込んでくれました。
というわけで、洗濯機に潜り込んだ子猫は“ランドリー”にちなんで“ドリー”という名前になりました。
- « このメンバーの以前の投稿
- このメンバーの投稿一覧
- このメンバーの新しい投稿 »