能登猫救出大作戦 決行中
  • 里親になる
  • 2018年04月19日 | view 574
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猫の迎えかた今昔

先代猫の「さんたさん」だけじゃなく、その先代の「ゴールド」や、そのまた先代の「ブチ」を迎えた時も、猫はいつの間にか我が家に居る家族だった。「ゴールド」は「ブチ」が亡くなった翌週に庭に捨てられ、「飼ってくれないとこのまま死にます!」とでも言いたげな声で鳴いていた。その「ゴールド」が亡くなった翌週に家に帰ると、手のひらサイズの「さんたさん」が廊下で仁王立ちしてこちらを睨み付け、「お前は誰だ」と言っていた。

お前こそ誰だと思った。

猫を亡くしたという話を聞きつけた母親の同僚から、子猫を1匹押し付けたのが事の真相だけど、要するに我が家は常に素晴らしい猫に恵まれていたけれど、こちらで探した経験はなく、気付いたらそこに居たのだ。だから「さんたさん」の次に家族になる猫も、時が来れば自然と来るのだろうと甘く考えていたけれど、18年に時間は飼い猫をとりまく状況を大きく変えていた。先ず、我が家の周りには野良猫がほとんどいない。正確には地域で世話をされている猫が居つく「にゃんゾーン」なるエリアはあるのだけど、避妊の面でしっかりコントロールされているようで、昔のように、あちこちで野良の子猫が鳴いているという状況では無くなっていた。誰かが猫のために労力を割いた結果なのだろうし、ここまで来るまでには本当に苦労されただろう。

さんたさんと共に過ごした18年で家の周りからフリーの子猫は消え、その代わりにペットの里親情報がWebに公開されていた。FacebookやYouTubeには画像や動画付きで子猫が紹介され、その申し込み窓口として、後に「かぷち」と出会うことになる『ペットのおうち』がリンクされていた。最初にFacebookで見た子は既に譲渡先が決まっていたのだけど、その情報を目にしなければ『ペットのおうち』を知ることは無かったかもしれないし、そうなれば、この日記を書いている間ずっと横にへばりついている「かぷち」と出会うこともなかったはずだ。実際「かぷち」の情報を目にする直前まで、市が運営する譲渡会に参加する予定だった。ただ、その譲渡会に参加するには月に2回開催される講習会に参加しなくてはならず、講習会の開催を待っている最中に「かぷち」を保護された方と連絡が取れたのだ。それは講習会が開催される3日前のことだった。あと3日遅ければ、他の子を家に迎えていただろう。

猫との出会い方は違うけれど、今も昔も家族になる猫は出会うべくして出会っている気がする。今だから言えるけれど、『ペットのおうち』を知った最初のころは「さんたさん」の面影を追って茶トラの子猫をさがしていた。実際に申し込んでもみたけれど、先に申し込んだ家族に迎えられたり、我が家に小学生の子供がいるからと断られていた。そんな時に目についたのが、目の周りに個性的なブチ模様が入り、般若のような目つきをした画像が掲載されたシャムミックスの情報だった。

つづく

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