こんにちは!
倉敷市保健所ボランティア teamKAR ペットのおうち担当です。
7月10日日曜日。倉敷市保健所では譲渡会が開かれました。
倉敷市保健所では通常の平日のお見合いや譲渡に加え、
定期的に日曜日に譲渡会を開催しています。
ということで今回は、
保健所ってどんなとこ?
譲渡会ってどんな感じ?
というご紹介したいと思います!
まず保健所の犬舎ってどんなイメージでしょう?
冷たい、暗い、悲痛な鳴き声が飛び交う、犬たちが死を待つ場所?
明るいイメージを持ちづらい場所ではあるかもしれません。
犬を迎える選択肢のひとつと知っていても、
足を運ぶのに躊躇される方もいるのではと思います。
倉敷市保健所は新しい家族との出会いを前提にケアしている保健所です。
どの子もここから巣立つことが前提。
ワクチン接種やノミダニ予防など家庭犬になるには欠かせないベーシックなケアを行い、
必要な子にはボランティアによる外部の病院での治療、去勢避妊も。
そして日々のお世話やお散歩練習を通して人の手を知って馴れてもらいます。
身体を癒し、心をほぐして家族に出会う準備をする場所なんです。
わたしはそれを知った時、これまで漠然と抱いていたイメージと違うのでびっくりしました。
とても前向きですよね。
そんな倉敷市保健所の特性を踏まえてもらったところで、
ここからは譲渡会のおはなしを。
先日の譲渡会を見学してきたので、その感想を挟みながら流れをご紹介していきたいと思います!
譲渡会は2ヶ月ごとの土曜日または日曜日に開催されており、
県外からの来所も可能です。(新型コロナの状況によっては変動があります)
予約制ですので事前にお電話でご予約ください。
当日は受付を済ませると、
職員さんから触り方や基本的な注意点の説明を受け犬舎に入ります。
犬舎では1頭ごとにエリアが割り振られ係留されています。
前面には柵はないオープンな区切りです。
首輪ってなーに?って野犬出身わんこが大半なので初めての首輪を着けて、
いつでも人から触れられる環境で係留されます。
家庭犬への1歩を踏み出しているんですね。
なのでほとんどの子に触れることができます。
人目を避けることが処世術だった野犬の子たちがほとんどなのでみんなまだまだ緊張の様子。
譲渡会の日は初対面の人の出入りがあるから余計にかな。
各々自分のエリアのすみっこでじっと身を固めています。
触れると緊張でカチコチな子も多いです。
ペットのおうち担当の愛犬も倉敷市保健所出身の元野犬ちゃんなんですが、お迎えした当初はカチコチわんこでした。笑
一緒に暮らし始めると徐々にくにゃくにゃ柔らかーくなっていくのですが、
その手触りが変わっていく過程が、なんともたまらない嬉しさなんです!
譲渡会で久しぶりに譲渡を待つわんこたちに触れて出会った頃の感触を思い出し、
あーこの固さだったなあと懐かしい気持ちになりました。
馴れ馴れわんこが尻尾ふりふりお出迎え〜とはいきませんが
みんなきらりと光る原石のような魅力があります。
犬舎の中では職員さんといっしょに気になるわんこに触れ合いつつ、
それぞれの性格や個性を聞いたり、家庭での飼育方法の疑問や相談にも答えてもらえます。
職員さんとお話していると個性を探りながらお世話や人馴れ訓練をしている姿勢と、
犬と新しい家族になる人双方に幸せになってほしいという思いが伝わってきます。
当日準備をしてきている場合は、譲渡審査を受けた後家族としてお迎えすることも可能です。
ちょうどわたしが訪ねたときも、譲渡審査(首輪付け、バリケン収容)を終えトライアルに巣立つところでした。
「ありがとうございます。大事にします。」
「よろしくお願いします。」
と言葉を交わす様子を見てたらじーんときてしまいました。
teamKARの「ペットのおうち」里親募集ページやSNSで見た気になる子に会いに行ってみるもよし。
定期的に足を運んで心と生活にぴったりマッチする子との出会いを待つもよし。
今すぐじゃないけどいつかお迎えするときのために雰囲気を知っておきたいと見学しに行くのもよしです!
もちろん平日も見学、譲渡可能です。
きっと素敵な出会いが待っています。
ぜひ足を運んでみてくださいね!
teamKAR ペットのおうち担当