ここ数年ずっと処分機に犬を送っていない、倉敷市保健所。
でも、今、大ピンチです。
お問い合わせ期限をお伝えし、情報を拡散していると、様々なご意見を頂きます。
私たちの投稿を見てくださって応援くださっている事を知り、とても感謝しています。
とともに、今一度、お伝えしておかなくてはと思うことがあります。
お読みいただけますと幸いです。
これは、もう数年前にペットログに書いたブログからの抜粋と追記です。
倉敷の職員さん達は、どの子にも家庭犬になれる可能性があると信じて接しておいでです。今現在の倉敷では人を噛んだからといって処分対象になる子はいません。そういう子には、スイッチのありかを探ったり、トレーナーさんにご指導いただいたり、またその子と本当に向き合っていける方を選んでの譲渡を進めています。ひどい皮膚病だからといって、しし罠で足を失ったからといって、処分対象にもしません。できる限りのケアをし、ボランティアと協力し、通院投薬もし、ベストを尽くし、ご縁を探します。目がない乳飲み子が入ると、職員さんが業務終了後バスケットに入れてご自宅に連れ帰り、ミルクを与えて育て、譲渡されたケースもあります。どの子も変わらぬ大切な命、みんな幸せな家庭犬になってほしい、そんな思いがあちこちにあふれています。
倉敷保健所には、お電話での口頭審査の後、お越し頂いてのお見合いと譲渡審査があります。可哀そうというお気持ちだけでは、終生の飼育は難しいということから、実際に触ってみて頂いて、ハンドリングできるか、相性はどうか、見させて頂くのです。トライアル制度もありますし、お迎えいただいた後の相談窓口もあります。卒業犬とご家族が共に幸せになって頂いて初めて譲渡成功ということだと捉え、ハードルが高いといわれますが、ルールを設けているのです。
期限があることで、厳しいことを言われる方々もおられます。特に癖のある犬もいますので、お越しいただけないと譲渡できないといわれ、また実際にお越しいただいても審査が下りないこともありますから、冷たいといわれる方もおられます。でも、私が知る限り、倉敷の職員さん達は、まっすぐに命を繋ぐために前進されていると胸を張って言い切れます。
数年前に収容期間を2倍にしたことで、犬舎に犬はあふれかえっています。2倍の犬が常にいるわけですから、そうなります。でも、一頭一頭に赤い糸を手繰り寄せるべく、がんばっている倉敷保健所のこと、ボランティアとして誇りに思います。
小さな命を迎えようと考えておられたら、是非、保護っこに目を向けて頂けたらと切に願います。
倉敷保健所は処分を決定する場所ではなく、命を繋ぐ場所だと、知っていただけたらと思います。
もっと保健所にお見合いに来て頂けたらと思います。
今現在、コロナ感染拡大防止の観点から、お越し頂けない地区が多く、また入室人数や時間帯にも制限がかかっていますが、その中でも、誠実に今現在できることのすべてを行って、命を繋ごうとしている事、ご理解ください。
写真左 : 仲良くなるにはコツが必要なリバティ君。お問い合わせ期限は1/26・・
できればお外飼育、塩対応な距離を保ってのお付き合いが安全な子。
写真中 : 是非おうちの片隅に係留しておいてやってください。光合成で生きているのかというような静かな子たち。お迎えしてからしっぽ振るまで時間がかかると思いますが、職員さんもボランティアも、実はこの子達ほどお迎えして楽な子たちはいないかも・・という、ザ・野犬です。
写真右 : 人に飼われたことがあるであろうこの子達、故に癖があります。どういうときにスイッチが入るのか、収容され、いろいろ探ってきました。希望者様には詳しくお伝えして、安全に譲渡しようとがんばっています。
#倉敷市保健所 #teamKAR #KAR応援団 #譲渡 #里親募集 #期限
追記
情報更新!(2/7)
カツオ君、ランチ君、譲渡決定になりました。
リバティ君、ボランティア譲渡で卒業しました。
本当にありがとうございます。
追記 2
情報更新!(2/10)
2/9お問い合わせ期限の4頭、それぞれお声がかかり、今週の期限は延長となりました。
お問い合わせ下った皆様、本当に、本当にありがとうございます。
しかし、手が挙がったからと言って譲渡決定とはいかないのが、倉敷です。
お見合い、ハンドリングできるかの譲渡審査を経て、トライアル出発、その後ご家族がお迎えいただけるかどうかの判断となりますので、期限は延長になったとはいえ、犬舎卒業までにはまだまだ道のりがあるのです。
卒業していった犬とご家族がともに幸せになれるかを見据えての譲渡、ご理解いただけたらと思います。
ですので、まだ、この子達の家族募集を継続させていただきます。
引き続きよろしくお願いします。