少し前のお話です。
2017年7月に川原で倒れていた猫を助けると、腰の骨にヒビが入っていて、感染病の検査では猫エイズが陽性でした。猫エイズはケンカの出血や後尾でうつるそうで、他の猫とは隔離した飼育が続きました。
腰の骨は治って歩けるようになりましたが、猫エイズは嫌がられているため中々里親は見つかりませんでした。
そして2年ほど経ったある時、主人の職場の家族が、体が不自由になったおじいさんの相手に飼いたいと申し出てくれて、猫エイズを承知で里親になってくれました!!
里親は諦めていた私も猫もこの里親さんに救われました。
猫がその子一匹ではない我が家では、健康な他の猫たちにエイズがうつらないか毎日冷や冷やしていて、例えて言うと満員電車の中でコロナウイルスに感染しないかドキドキしているようなそんな気持ちの毎日から解放されました。
そしてエイズの猫本人も隔離されて幸せではなかった生活からやっとのびのびとした自由で暖かい暮らしに変わり、本当にこのご家族に感謝です。
感染病の猫はほとんどが背を向けられて、保護した人たちも健康な猫と一緒に飼いながら、人にも猫にも希望の光が見えない生活で困っています。
一匹だけ飼いたい方や、10年以上は飼えない方、是非家族の候補として考えてみて下さい。
よろしくお願いします。