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  • 2019年01月20日 | view 677
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FIPにより家族の半分を失った子猫のお話、、その3

母猫を失い、妹猫まで亡くし、
ついに我が家にやって来た、みずきといろは。

野良猫に育てられたとは思えないほど、素直で従順な兄弟に
私はすぐにメロメロになってしまうのでした。

てっきり、体の小さいいろはの方が弟かと思っていたのですが、
デカイみずきの方が、末っ子気質で、かまってちゃん。
いろはを撫でていると、みずきも~♪と必死に割り込んできます(笑)
兄に無邪気に甘え、弟を優しい目で見守る、
そんな兄弟の姿が私は大好きでした。

でも、そんなささやかな幸せも長くは続かなかったのです。

9月30日、兄弟がうちに来て1ヶ月も経たずに、いろはに異変が。
頭を過ぎるのは、あの病気、、、
そして、またも悪夢は現実となってしまったのです。

FIP
この頃には、言葉にするのも嫌になるほど、この病気が恐怖でした。
母猫、つつじ、いろは、負の連鎖はいつまで続くのか、、、

獣医師にも隔離をするよう勧められましたが、結局できませんでした。
隣の部屋に移しても、互いに呼び合ってしまい、 離す事が出来なかったのです。
そして、次第に弱っていくいろはと、どんどん成長し逞しくなる、みずき。
遊んで欲しくて、いろはを突き飛ばしてしまう事もありました。
それでも、兄弟の関係は変わらず、、、いつも一緒。

その関係は、最期の時まで変わらず。
10月20日、いろははみずきに見守られ、5ヶ月の短い命に幕を下ろしました。
病気と分かってから三週間、美味しいものを食べ、苦しむ事もなく、穏やかな最期だったと思います。
翌日には、母猫やつつじも眠る施設の庭に埋葬されます。
一緒に過ごせる最後の晩、みずきはいろはに寄り添い寝むりました。

いろはが居なくなり、もう3ヶ月。
その間に去勢手術も終え、みずきも少しは大人になっているかと思いきや、
甘えん坊はそのまま、体だけが大きくなってしまいました(笑)
病気に負けない、強く逞しい体です!

団体の代表や医療担当のボラさんとも相談し、
もう大丈夫!と思えるまでは里親募集はしないと決めていました。
でも、もう大丈夫です!!
私はそう信じています。

そして今日は、いろはの月命日。
きっと、天国から見守っていてくれるはずです。

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