• 保護活動
  • 2018年12月13日 | view 2,584
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奇跡の生還 

シュウくんは土手(中堤防)で産まれた子です。
ホームレスさんからご飯もらったり、ボランティアさんがたまにご飯置いていくのを食べたり、
または雑草や虫なども食べていたかもしれません。
中堤防は雨風凌げず最悪の環境です。去年(2017)の春に生まれ、3ヶ月ぐらいになった8月に
ボランティアさんが保護してくれました。

シュウくんは中々人には慣れなかったため里親探しが難航しましたが、年が明けて
4月にシュウくんと仲が良かった豆くんと一緒にもらわれることが決まりました。
ところが譲渡してから2日目で慣れてないシュウくんをケージから出してしまいケージに
入れようとしたところ旦那さんの腕に噛み付いてしまいケージに戻せないとSOSがきました。
翌日の朝急いで行くと上の戸棚の隙間に隠れていました。私が洗濯ネットを差し出すとあっさりと
保護出来ました。シュ ウくんなりに慣れてない場所で怖かったのだと思います。
預かりさんのもとに戻りたかったんだね、、ごめんね。
そのままトライアル中止となり2匹を連れて帰りました。

2匹一緒は難しいと判断しシュウくんだけ可愛がってくれる方を探すことにしました。
そんな中、ゴールデンウィークの譲渡会でお留守番があるんですがと、慣れてなくてもいい、
気長に慣れてくれればと言ってくれた家族がシュウくんの里親さんに決まりました。
里親さんはマンションで娘さんと両親の3人家族ですが、お父さんは単身赴任のため盆暮れしか戻らないので娘さんとお母さんがシュウくんの面倒みることになります。シュウくんは2018年5月6日に譲渡されました。
2段ケージで環境に慣らしていき少しずつ慣れてきたら室内を解放していくはずでしたが、1週間も経たないうちにケージから出してしまいシュウくんは冷蔵庫の裏に潜むようになり、ほぼ冷蔵庫の裏で過ごすことが多かったようです。
出かけるときはケージに娘さんがうまく誘導して入れることは出来たようでした。
ところがもうすぐ2週間というときに事件は起きました。

シュウくんはケージの扉が開いてたため出ていたそうで、それに気が付いた母親がたまたま娘さんが
居ないときにシュウくんをケージに戻そうと追い詰めてしまいました。
ケージの側には小さい窓が開いていて網戸がありましたが、追い詰められたシュウくんはなんと
パニックを起こし網戸を開けてしまい8階の窓から下に転落してしまったんです。
それは夜だったため、こちらにも知らせがなく、連絡がきたのは朝の3時ごろメールでした。
脱走したとしか書いてなく、まだその時は転落したことは知りませんでした。

急いで駆けつけたのは6時前だったか、里親さんの玄関の扉を開け「脱走したのなら扉ですよね?
きっとマンション内にいますよ、今から探します」と伝えたところ、実は窓から落ちたと聞かされ唖然とし、真っ青になりました。
下に行ってもすでにいる気配なし、あっちこっち呼びながら探しましたが見 つからず。
かなりの大怪我だったはずなのにどこにもいませんでした。多分どこかに潜んでるはずだと、直ぐに家に戻り仲間に声を掛け、チラシ作成をしてマンション内あらゆるところにチラシを貼り、近所の家のポストに投函しました。
2週間経っても思ったような情報は来なく、来ても空振りばかりが続きました。

そんな諦めムードの中、たまたまの偶然ですが前に猫を譲渡した里親さんが隣のマンションに住んでいて、里親のお兄さんがご飯食べに家に来る途中、駐車場の車の下から猫が現れた子が、どうもシュウ君に似ているという最有力情報をもらいました。
落ちたマンション隣の公園には仲間が毎日ご飯を置いてましたがそれが無くなってたので何となくもしかして?という気持ちはありました。そしてご飯を置いてる場所にカメラを仕掛けてみました。
仕掛けてから2,3日は写りが悪くよくわからなかったのですが、動画モードで撮ってみたところ、
なんとあのシュウくんが写ってるではないですか!生きていたんです☆奇跡が起きました、本当に凄い!!

シュウくんの生命力に感謝、しかもここを離れずに近くに居てくれた☆
カメラには動いているシュウくんがしっかり映っていました。みんなして大喜びしました。
毎日餌とカメラを取り替えてくれた里親さんの努力もあります。一生懸命一緒に探してくれました
そしていよいよ捕獲に向けて動き出しました、準備万端整え6月8日の金曜日の夕方に捕獲機を設置!見事無事にシュウくんを保護することに成功しました☆
里親さんには申し訳ないですがシュウくんはキャンセルさせてもらい、今、預かりさんのところで元気に過ごしています。
入院して色々調べましたが後遺症もなく8階から落ちたなんて信じられないぐらいです。
運が良いことにたまたま下にあった細い木にうまく捕まって芝生に着地することができたのでは
ないかと推測します。
それにしても怪我一つしてないことに驚きです、過酷な土手育ちが逞しいシュウくんを育てたんだと思いました。
こんな運の強い子、奇跡の子は中々いないと思います。執念で探しつづけ、3週間目で奇跡が起きました。
一緒に協力を惜しまず手伝ってくれたボランティア仲間に感謝、一度は恨みましたが里親さんにも
ありがとうです。みんなの協力がなかったらシュウくんは見つからなかったと思います。

シュウくんは1歳の元気一杯の男の子です。
最近はケージから出すと真っ先に私の傍にきて撫でて撫でてと甘えるようになりました。
喉ゴロゴロいいます、こんなにも変わるなんて。本当はとても甘えん坊さんなんです

シュウくんのガールフレンドのマーブルが先に里親さんが決まりました、寂しいけどお別れです
みんなそれぞれ本当の家族のもとに行くことが一番の幸せなんです。
シュウくんにもきっと素敵な出会いがあると信じています。

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