「とっても小さいシニアのチ...」東京都 - 犬の里親募集(436937)

"ボロボロで状態があんまり良くなさそうなダックス"として収容されていたこの子。

迷い犬として収容されお迎えはありませんでした‥。

正直、ちゃんとおうちで、ちゃんと飼ってたらこんなになりません。
適正飼育されてなかったんだろうな‥と。
こんな飼い方をしていた人がおむかえにくるはずがありません。
きっと要らなくなって捨てたのでしょう。

もちろんシニアのこの子が一般譲渡対象になるはずがありません。

保護団体が引き出さねば待つのは殺処分です。

どこの団体も状態が悪い子たちをすでに引き出して、抱えており、この子を引き出せる余裕のある団体が今の所はないということで預かりさんと相談し当団体で引き取ることを決めました。

いろいろ悩みましたが諦めずにこの子に未来をあげたい。
ただ、ただ、それだけです。

引き出してみるとダックスというよりチワックスでかなり小さめの子でした。思ったより状態は悪くなく、(それでも良い状態とは言えませんが‥)
元気も愛嬌もあり、すぐにおうちを探検。
やはりシニアで足腰が弱っているためか歩き方がポコポコしててかわいい、ということから名前はポコちゃんになりました。

まずは状態の把握をしたところ、
下顎は溶けて半分ほどなくなっていました。
尿のにおいがきつく、尿検査を実施、膀胱炎があったので抗生剤を内服し現在は良化しています。

血液検査では腎臓の数値が悪く、慢性腎不全ということでした。

預りさんと相談し食べムラもあるので療法食ではなく、好きなものを食べようね、と。好きな食べ物をたべてもらい現在はサプリメントでできることをできる範囲でといった感じで対処しています。

後ろ足の付け根に脂肪腫があります。細胞診検査で確認し、今の所対処する必要がなさそうなのでそのままにしています。

去勢はされておらず、睾丸が片方しか降りていません。もう片方は腹腔内にあるようです。

去勢するには、降りてない玉が腹腔内にあると思われるので開腹手術になり、麻酔をかけるにはしばらく毎日の点滴をして腎臓の数値が改善されたらできるかどうか、とのことで、去勢しなくても死ぬわけではないので、シニアのポコがそこまで無理して去勢をしなくてもよいのでは‥となり去勢はせずにこのままの状態で受け入れてくれるおうちを探すことに決めました。

怖がったり、怯えたりすることもなく、本人はあっけらかんとしていてどんな状況でも受け入れられるマイペースさというか、懐の広さがあります。シニアゆえ、境遇ゆえ、、、でしょうか？

現在シニアの小型犬1頭と中型犬1頭がおり、移動初日でも特に怖がったりする事もなくすんなり溶け込みました。　1週間ほど経ってから中型犬に遊ぼうと吠えて誘う様になりましたが、相手にされず皆お互い距離を置いて過ごしています。

去勢していませんが先住犬のおんなのこを追いかけたりもしません。犬は基本的に好きなようでお散歩や、お外であうわんちゃんには嬉しそうに寄っていきます。

ごくたまですがシート上で用足ししてる事もあります。留守の時などはオシメをしていますが、普段は出来るだけ外しています。
お散歩は大好きで、意外とペースも早くよく歩きます。
当初は食事は少しムラがありますが、トッピングを変えたり工夫はしていて、預かり始めの頃に比べるとよく食べるようになりました。
犬にも人にも友好的でまず吠える事はありません。
起きている時は部屋の中を探検してよく歩いていますが、やはりシニアなので寝ている時間も長いです。
甘え方も控え目で、撫でると目を細めて身体を預けてくれる姿がとても可愛いです。
お留守番も問題なくできますし、後追いもしないので自分の状況を受け入れているのかもしれません。
若くはないこの子の全てを受け入れて、パートナーとしてゆったりと生活してくださるご家族とのご縁が繋がりますように願っています。

体重3キロ
血液検査
→慢性腎不全があります
そのため去勢未実施
エコー検査
後肢できもの細胞診済
→脂肪腫
片方陰嚢
混合ワクチン済
フィラリア陰性

東京都練馬区の預かり宅にてお見合い後、双方の合意のもとご自宅にお届けし環境チェック、トライアルを開始します。

当団体のホームページかは譲渡条件をおよみください。
ペットのおうちから申し込みいただいたあと、条件が合致する方のみアンケートをおくらせていただきます。