• 別れ
  • 2017年12月15日 | view 575
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3年10ヶ月目のお別れ

今年もあとわずか。
更新が滞っていたこちらも
気にはなりつつ、
TNRや保護、譲渡会など
猫の活動にバタバタとする傍ら、
飼い犬の介護に当てる時間が
日に日に増していく日々でした。

仕事や活動しながらの介護は、
正直、毎日クタクタでしたが、
犬の体調の波を見ながら
試行錯誤のお世話をすることは、
今まで以上に犬と向き合い、
濃密な時間を過ごすことができる
貴重な期間でもありました。

そして、12月10日未明、
我が家の犬は
静かに息を引き取りました。

我が家にやって来てからは
3年と10カ月目。
ウチに来た当初から
シニアではあるようでしたが、
結局、本当の年齢は不明まま。

この世で何年生きたんだろう?
我が家に来る前の生活は
どんな風だったのだろう。

約4年前、県内の山間部を
彷徨っていたところ
警察署に迷子犬として収容され、
次の施設に送られる寸前に
保護団体のメンバーさんが
引き出してくれた子です。

中型犬の一歩手前という大きさ。
痩せていて、
シーズー風のミックス。
伸びた被毛はもちろん、
地肌までかなり汚れていて
ずいぶん放浪してたのかもと。

その後、関連機関への届け出や
付近の動物病院、ドッグサロンなど
飼い主探しされるも手掛かりはナシ。

そうこうしている内に
ちょっとしたハプニングや
偶然が重なって
我が家の子となりました。

我が家はここ数年で
だんだんと猫密度が上がり、
気のいいワンコは
ちょっとした隙に猫パンチを
見舞われたり、
遊ぼうと誘ったのに
シャーーと盛大に威嚇されたり。

なかなか
悠々自適な暮らしとまでは
いかなかったと思いますが、
私の母には甘え放題で
いつも母の行く先々を目で追い、
そんな仕草にメロメロの母も
それに応えて出来る限り側に
居るようにしていました。

出会ったときには
既にシニアだったため、
常に気持ちのどこかでは
長くは一緒にいられないことの
覚悟はありました。
その分、一日一日の貴重さを感じて
過ごせたような気がします。

短い期間ではあったけれど
その分、一段と親密度の高い
家族のメンバーだったと思います。

そして何よりシニアならではの
愛らしさというものをしみじみと
感じさせてくれました。

老犬、老猫の魅力を
もっと広く共有できれば、
日本各地で引取り手がないまま
施設の中で亡くなっていくシニアを
減らせるかも。

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