ダンディは2017年4月末に倉敷保健所に収容された野犬地区のリーダーでした。通常、倉敷保健所に保護される野犬の子たちというのは、群れの上位の子たちではなく、怯えきってコソコソ隠れるようなビビリで固まりの野犬たちなので、群れのリーダーになるべく、私達人間がリーダーシップをとっていくような馴らしをし、家庭犬へのステップを試みていますが、ダンディはどうもうまくいきません。譲渡できたら万歳ではなく、卒業していった犬とお迎えくださったご家族が共に幸せにならなければ意味のないこと、つまり、ダンディが人との生活に沿っていけるかどうか、譲渡できる犬なのかどうか、事故につながらないか、検討に検討を重ね、様子を見守り、色々なことをトライアルしてまいりましたが、もう打つ手がありません・・職員さんもボランティアも苦戦しているうちにダンディの命の期限が迫っていました。
そんな中、ダンディにプロのトレーナーさんが目を向けてくださいました。そして、遠方より倉敷保健所にお越しくださり、ダンディに向き合ってくださいました。
安全確保のための口輪を装着させ、ダンディに主従関係を教えることからはじまり・・ダンディ、初めてガシガシ人に触られ、シャンプーもされ、そして、特別に保健所からトレーニングに出すことになりました!!
トレーニング期間、約1カ月。ダンディの期限は6月末から延長くださり7月末あたりになる予定です。
ダンディ、トレーナーさんについて、人との生活を覚え、家庭犬へのステップを進めます。
まずはクリニックでの健康診断。懸念されていたフィラリアは弱陽性。早い時期に陰転させられそうです。そして、去勢され、プライドずたずた?!今まで自分より強い存在を感じたことがなかったダンディが人の下につくことを覚え始めています。
野犬の王者だったダンディがよいご縁を頂き、忠実でゴージャスな家庭犬として再スタートできるよう、祈る気持ちで見守っています。保健所の職員さんのぎりぎりの判断、初の試み、そしてダンディの可能性に目を向けてくださっているトレーナーさん、みんなの思いが祈りが届きますように。
ダンディ、頑張れ!
倉敷保健所初の試み、どうか成功しますように。
ダンディが優しいご家族のもとで人の輪の中で笑顔を見せてくれる日を迎えられますように!
今後とも情報更新してまいりますので、応援よろしくお願いします!!
こちらに情報掲載中です。(随時更新してまいります!)
http://www.pet-home.jp/dogs/okayama/pn158035/
連絡先
倉敷市保健所 生活衛生課 動物管理係
電 話: 086-434-9829
※平日8時30分~17時15分 土日祝除く
e-mail: anmlhlt@city.kurashiki.okayama.jp
写真左 : 初のクリニックから戻ってきたダンディ。
写真中 : トレーナーさんと職員さん(獣医さん)に 初めてガシガシ触られるダンディ。
写真右 : トレーナーさんにハンドリング方法を教えていただきながら・・職員さんとボランティアに思いっきりシャンプーされ、もうどうにでもなれ状態のダンディ。
追記
応援本当にありがとうございます・・
トレーニングが進みましたが、まだ不安要素を抱えています。
行政としてはこれ以上ないほどがんばって、期限を延長し続けてくださっていますが、もう・・これが・・最後です。
よろしくお願いします。
http://www.pet-home.jp/petlog/repocg_1/repo17523/
追記
ありがとうございました。
ダンディ、今現在トレーニングを担当下さっていますトレーナーさんが、ボランティア譲渡をお受け下さり、訓練を続けながら、終生のおうちを探すことになりました。(10/31)
トレーナーさんに心から感謝すると共に、より人との距離を縮めていくダンディの様子をシェアさせて頂けたらと思います。
今後共、ダンディ、よろしくお願い申し上げます。
追記
ダンディをずっと見守り、寄り添って下さっているトレーナーさん、ご自分がこの子にしてあげられるのは・・と、考えられ、ダンディの家族になるという決断をされました!
ダンディ、ついに家族決定!幸せ街道まっしぐらです!